全く異なる生き方の女性たちの自立を描く『あのこは貴族』に出演する高良健吾の特別映像が解禁された。

原作は、映像業界が最も注目する小説家・山内マリコによる同名小説。監督を務めるのは、本作が待望の長編2作目となる岨手由貴子監督。主演は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」でヒロイン・駒役を好演している門脇麦、共演には、女優だけでなく、モデル、デザイナーと多彩に活動し、常にその動向から目が離せない水原希子。門脇演じる、都会に生まれ、婚活に余念がない箱入り娘の華子と、水原演じる、地方から上京し、自力で都会を生き抜く美紀。同じ都会に暮らしながら、全く異なる生き方をする2人の人生が交差したとき、それぞれが自分の居場所を見つめ、恋愛や結婚だけではない自分の人生を切り開こうとするシスターフッドムービーの新境地が誕生した。

本作で高良健吾が演じるのは、異なる世界を生き決して出会うはずのなかった主人公の華子と美紀を結びつけることになる弁護士の幸一郎。華子とはお見合いを経て後に結婚し、美紀とは大学時代の同級生でありお互い社会人となってからもつかず離れずの関係を続けているキーパーソンを演じている。

今回解禁された特別映像で高良は、代々政治家を輩出してきた華子以上の名家の子息であり、将来が約束された他に類を見ない最高のハイスペ男子である幸一郎を演じ「一流のものが生まれたときから用意されている」と明かしており、演じてみて「あまり感じたことのないドキドキ」を感じていたと語った。華子と美紀、2人の女性にそれぞれ違う表情をみせ、上流階級の家庭に生まれたからこその葛藤や悩みを抱える様を嫌味なく表現した高良。幸一郎が素直なキャラクターとして受け止められるのは、高良が演じればこその魅力となっている。実際に高良と対峙した門脇と水原も、「高良さんが幸一郎を演じることでどこかチャーミングな人になる」と意気投合している様子が映像内で映し出されている。

特別映像

映画『あのこは貴族』は2021年2月26日(金)より全国で公開!
脚本・監督:岨手由貴子
出演:門脇麦、水原希子、石橋静河、山下リオ、佐戸井けん太、篠原ゆき子、石橋けい、山中崇、高橋ひとみ、津嘉山正種、銀粉蝶
配給:東京テアトル/バンダイナムコアーツ
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会

【文/片岡由布子】