時代を越えた“愛と涙”の感動作『キネマの神様』の主題歌が、本作に出演する菅田将暉と野田洋次郎がRADWIMPS feat.菅田将暉として初タッグを組んだ「うたかた歌」に決定した。

松竹映画100周年を記念した本作。監督は日本映画界を代表する山田洋次、原作はこれまで数々の文学賞を受賞してきた人気小説家・原田マハによる「キネマの神様」。W主演を務めるのは故・志村けんの遺志を継ぐ沢田研二と、実力、人気ともに若手ナンバーワンの菅田将暉。さらに日本を代表する名女優・宮本信子と若手人気女優・永野芽郁など記念すべき作品にふさわしい超豪華なスタッフ・キャストが集結した。

今回、劇中で撮影所で働く盟友として熱い絆を結んだ菅田将暉と野田洋次郎が、RADWIMPS feat.菅田将暉として初タッグを組み、本作の主題歌「うたかた歌」を歌唱することが決定した。

野田が作詞作曲を務め、ゲストボーカルとして菅田を迎えた本楽曲は、劇中のゴウとテラシンの役柄と重なり合うように歌詞に合わせて歌い分けされている。野田は「撮影中に歌の言葉の断片みたいなものをちょっとずつためていました。全部の撮影が終わった時に、感謝の気持ちを込めて『監督にこのデモをお渡しください』という感じで贈ったのが一番最初です」と、初めは主題歌と意識して制作した楽曲ではなかったと語り、「特に志村さんが亡くなったこともあり、それは一つ香りとして残したいと思いましたし、僕たちが通ってきた感情みたいなものを歌詞で残しておきたい」と作品への愛情とリスペクトも滲ませた。

野田からデモを受け取った映画のプロデューサーが曲に感銘を受けて「過去と現代、現実と虚構、そして天国を繋ぐこの特別な曲を、ゴウとテラシンを演じた菅田さんと野田さんに歌ってもらい、主題歌とすることで映画が完成すると確信した」と、この曲が映画の主題歌に決定した。

野田と共に主題歌を担当することになった時の気持ちを菅田は「いやびっくりしました。謎でした」と驚きを隠せなかったとしつつも「こんなありがたいことはないです。クランクアップした少し後に、野田さんから感謝の気持ちとして『こんなのできたから』ということでこの曲のデモを送ってもらって、それを聴いて『わぁ~!』と思っていたので、なんだか不思議な気持ちでした」と喜びを明かした。

そんな初タッグとなる2人のレコーディングでは、1回目は難しくて表現しきれなかったという菅田に、野田がアドバイスのメールを送ったそうで、菅田はそのお陰と感謝を示しながら「2回レコーディングしたんです。それが良かったですし、今思えば、山田組っぽいですよね(笑)良い作品にするためにリテイクするって」とコメント。映画の役柄同様に熱い絆を結んだ2人だからこそ生み出すことができた楽曲を期待せずにはいられない。

最後に野田は「『うたかた歌』がもうすぐ皆さんのところへきっと届くと思います。僕自身本当に大好きな曲ですし、『キネマの神様』があったから生まれた曲で、あの世界が音としてもこの世にずっと残っていって欲しいという願いがずっとあったので、本当に心から嬉しく思っています」と本作への強い愛を口にした。主題歌の音源は近日に解禁される。『キネマの神様』と音楽をこよなく愛する2人が紡ぎだした楽曲は物語をどのように彩るのか。

映画『キネマの神様』は2021年8月6日(金)より全国で公開!
監督:山田洋次
出演:沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎/北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子
配給:松竹
©2021「キネマの神様」製作委員会