時代を越えた“愛と涙”の感動作『キネマの神様』の本編映像が解禁された。

松竹映画100周年を記念した本作。監督は日本映画界を代表する山田洋次、原作はこれまで数々の文学賞を受賞してきた人気小説家・原田マハによる「キネマの神様」。W主演を務めるのは故・志村けんの遺志を継ぐ沢田研二と、実力、人気ともに若手ナンバーワンの菅田将暉。さらに日本を代表する名女優・宮本信子と若手人気女優・永野芽郁など記念すべき作品にふさわしい超豪華なスタッフ・キャストが集結した。

本作では1960年代頃の映画撮影所を舞台にした青春の日々から、50年後の現代まで時代を越えて“キネマの神様”を
信じ続けたゴウの奇跡の物語が描かれるが、若き日のゴウとヒロイン・淑子を演じる菅田将暉と永野芽郁は本作で3度目の共演。菅田は「楽しかった」、永野は「菅田さんでよかった」とお互いに振り返り、まさに作中のゴウと淑子のような信頼関係で本作に挑んだことを明かしている。今回、ゴウと淑子がお互いの想いを交わす本編映像が解禁された。青春の淡い恋が2人をどのような未来へ導くのか、物語を大きく動かすことになる2人の恋の行方にも注目だ。

映像に映し出されるのは、2人きりの食堂ふな喜で向き合うゴウと淑子。ゴウの手元にある封筒は淑子に贈られたラブレターのようだ。ラブレターの送り主の気持ちも良い奴だということもよく知るというゴウは「一度会って、2人きりで話をしてみろよ」と淑子へ勧めるが、首を横に振る淑子。「だって…」とゴウを見つめながら言いよどむ淑子の様子から、ゴウは淑子の胸に秘めていた恋心の存在を知る。立ち上がり落ち着きがなく動揺を隠しきれないゴウだが、何かに気づいたかのように淑子にゆっくりと向き直す。そんなゴウに淑子がいじらしい表情で放つ「バカ、鈍感」の言葉に続く2人の恋の行方に、期待せずにいられない。

菅田と永野は、2017年の映画『帝一の國』、2019年のテレビドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」で共演。『帝一の國』では幼馴染から恋人となった初々しいカップルをコミカルに演じていたが、最終回には平均視聴率15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録して、その強いメッセージ性とスリリングなストーリーが大きな話題となった「3年A組」では、生徒を人質にとる狂気をはらんだ先生役と人質となりながら先生と対峙する生徒役と
いう緊迫感に満ちた役柄での共演となった。

本作では舞台を1960年代に移し、菅田は映画監督になる夢を追いかけて映画撮影所で助監督として働く青年ゴウを演じ、永野は映画撮影所の近くの食堂で働く看板娘・淑子を演じる。菅田は教師と生徒との役柄から、本作ではがゆい恋模様を描く関係となった永野との3度目の共演を楽しんだといい「永野さんは誰よりも集中力があるから、お芝居をするときに楽しいんですよね。(教師と生徒役だった)前回は立場がはっきりしていたんですが、今回は対等にやれた感じが楽しかったです」と、永野との共演を振り返った。

淑子はゴウへ恋心を抱きながら、夢をひたむきに追いかけるゴウを見守ることになるが、前回の共演とは180度変わった役柄を演じることになるが、永野はそこに不安はなかったといい「すごく心強くて、お互いフラットで、お話するときはするし、しないときはしないしという、そういう関係性がゴウちゃんと淑子と似ている感じがあってすごく居心地もよかったですし、お芝居もやりやすかったです。菅田さんでよかったなと改めて思いました」と、2度の共演を経て、本作では恋に落ち、過去から現代へ50年間ゴウに寄り添いながら愛を貫く淑子として菅田と共演することへの想いを明かした。

菅田と永野が演じることになる1960年代の夢にまっすぐに生きるゴウと、そばで見つめる淑子は青春時代でどのような結末を迎えるのか。2人が描く恋模様が50年後の現代で迎える“奇跡”とは?菅田と永野が3度目の共演で魅せる昭和の恋の行方に注目だ。

本編映像

映画『キネマの神様』は2021年8月6日(金)より全国で公開!
監督:山田洋次
出演:沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎/北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子
配給:松竹
©2021「キネマの神様」製作委員会