『「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった』のメディア向け先行内覧会が4月15日(木)に松屋銀座で行われ、声優の島本須美らが登壇した。

本展は、数々のヒット作を手掛けてきたスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫に焦点を当てた展覧会。鈴木が雑誌「アニメージュ」の編集者として活躍していた時期(1970年代末から1980年代)を取り上げ、まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、79年に登場した『機動戦士ガンダム』の大ヒットにより質的にも量的にもアニメが大きく飛躍するブーム期、そして鈴木が後のジブリにつながる高畑・宮崎両監督を発見し、彼らとの映画製作に傾斜していくまでの道のりを紹介。また、鈴木敏夫のプロデュース術や、仕事術の一端も明らかにする。

開催に先駆けて行われた報道陣向けのトークイベントには、『風の谷のナウシカ』でナウシカ役の声を務め、本展の音声ガイドナビゲーターを担当する声優・島本須美、三鷹の森ジブリ美術館 シニアアドバイザーで本展の慣習を務める高橋望、徳間書店 代表取締役社長の小宮英行、三鷹の森ジブリ美術館 館主の中島清文が登壇。

本展への思いが溢れ、音声ガイドの収録時には「1コーナーで20分以上お話になっている」と島本に振られた高橋は「(話した)9割カットされていまして(笑)いいところだけをとってもらって、聞きたいところが残っています」と並々ならぬ思いを語った。

その高橋からは本展について「新しいタイプの展示」と表現し、「単純に過去の資料を並べてではなくて、ジブリはどうして生まれたのかということを振り返っていくものにできたら」とコメント。さらにスタジオジブリについて「作った人もいるし作った経緯もある。そこを知っていただくことは得るものがあるんじゃないかと思っています」と語った。

一方でその高橋が監修した本展を前日に見た島本は「つるーっと見られればいいかなと思ったんですけどついつい立ち止まって、あっという間に時間が経ってしまいました」と明かし、中でも印象に残ったところを聞かれると「やっぱり自分関連のところ(笑)」と『風の谷のナウシカ』関連の展示を挙げた。

本展のタイトルにもある“アニメージュ”について、長年編集部で活躍してきた高橋は自身が入社する前の創刊時を振り返り「アニメブームが起こる前、当時はどういう人が作っているのか、演じているのかはそんなに知られていなかった。資料を通じて伝えていったのが『アニメージュ』の功績だと思っています」と語った。

最後に高橋は「古い時代のことを扱っているように見えると思うんですけど今につながっていく、この時代のことを知ることがアニメ人生を豊かにすることだと思います。特に若い世代に来ていただきたいです」、島本は「見どころたくさんで、たぶん1コーナーに長居しそうな様子が想像出来ちゃいます。2度3度と足を運んでいただいて、たくさんの方に見ていただけたら幸せです」と本展をアピールした。

【写真・文/編集部】

© 1984 Studio Ghibli・H

『「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった』

展覧会公式サイト: こちら
会期:2021年4月15日(木)~5月5日(水・祝)
会場:松屋銀座 8階イベントスクエア
開場時間:10時30分~19時30分(最終日は17時閉場、入場は閉場の30分前まで)
※本展の入場は<全日日時指定制>につき、事前に来場日時を決めた上でチケットを購入。なお、各日時数量限定のため入場日時により完売の場合がある。
※チケットの詳細は ローソンチケットウェブサイトにて