空港で飼い主を待ち続けた忠犬パルマの感動の実話を映画化した『ハチとパルマの物語』が第29回ビバロシア国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定した。

本作の舞台は、1977年のソ連。2年もの間、実際にモスクワのヴヌーコヴォ国際空港で飼い主を待ち続け、今も多くの人に語り継がれる感動の実話“パルマの物語”の待望の映画化で、忠犬ハチ公との心温まる絆をからめた感動のドラマ。監督は俳優としても活躍し、ロシアの名優アレクサンドル・ドモガロフを父に持ち、本作で初めて親子で参加したアレクサンドル・ドモガロフJr。

今回、本作がロシア・サンクトペテルブルクで5月11日~15日に開催される第29回ビバロシア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが決定した。ビバロシア国際映画祭は1993年に始まった歴史ある映画祭で、映画ファンが新作映画、タイトル、トレンドに出会える場となっている。独自の映画祭として発展してきており、観客に400以上の新作映画、100以上の旧作を提供し、そのほとんどがロシア人俳優や監督によるもの。113万人を超える観客が訪れ、ロシア映画誕生100年(1996年)の際には、国家記念式典を行っている。

ロシア国内の作品だけでなく海外で公開される映画も対象となり、前回のグランプリ受賞作品は ニキータ・ミハルコフのプロデユーサー兼監督作品で、旧ソ連時代のバスケツトボールのオリンピックチームを描いた『Moving Up』 という作品。

本作は、5月14日11時からMOSKAU映画館にて上映される。上映時には、アレクサンドル・ドモガロフJr監督とプロデユーサー、主演のシェパード犬・リリアの登壇が予定されている。

映画『ハチとパルマの物語』は2021年5月28日(金)より全国で公開!
監督:アレクサンドル・ドモガロフJr. 
出演:渡辺裕之、藤田朋子、アナスタシア、壇蜜、高松潤、山本修夢、早咲、阿部純子(友情出演)、堂珍嘉邦(友情出演)、アリーナ・ザギトワ(友情出演)、アレクサンドル・ドモガロフ、レオニド・バーソフ、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ
配給:東京テアトル/平成プロジェクト
©2021パルマと秋田犬製作委員会