鈴鹿央士主演映画『星空のむこうの国』のキャストが発表された。

1986年に小中和哉が22歳で監督したラブストーリー『星空のむこうの国』が35年の時を経て、再び小中がメガホンをとり、フレッシュなキャストたちの魅力が存分に詰まった青春ラブストーリーが復活を遂げる。主人公の昭雄を演じるのは鈴鹿央士。本作では不思議な出会いから始まる物語を、令和版としてブラッシュアップし、爽やかに演じる。

今回、本作のキャスト陣が発表された。昭雄(鈴鹿央士)の夢に登場する美少女でヒロインの理沙役には映画『惡の華』(19年)の好演で注目を浴び、6月4日から上演される舞台「目頭を押さえた」では初舞台にして主演をつとめることも話題の秋田汐梨。昭雄の親友・尾崎役は、人気急上昇中のパフォーマンスグループ「lol -エルオーエル-」のメンバーであり、俳優としても活躍の場を広げる佐藤友祐が演じる。

さらに理沙の母親・恭子役には、1986年版の『星空のむこうの国』で理沙を演じた有森也実が務め、令和になった現在も女優として第一線で活躍を続ける姿に、胸の熱くなる配役。また図書委員の愛弓・伊原六花とその親友・圭子役は福田愛依が務めあげ、まぶしい笑顔と元気あふれる演技で作品を彩る。ほかにも平澤宏々路・高橋真悠・川久保拓司ら実力派が脇を固め、小中監督の時空を超えた想いが込められたセルフリメイクに華を添えている。

秋田汐梨(理沙役)コメント

私が演じた理沙は、鈴鹿さんが演じる昭雄くんを一途に想い続ける純粋な女の子です。
病気で自由に外出できないのですが、好きな人とのある約束を果たすために自らの命を危険に冒してまで突き進みます。
理沙の真っ直ぐな気持ちに一生懸命応えようとする昭雄くんの姿に、スッとお芝居に入ることができました。
この映画にはファンタジー要素もあり、物語がどう進んで行くのかも楽しんでいただけると思います。
コロナ禍もあり、作品の撮影が予定より遅れたりと完成まですごく長かったように感じます。
こうして無事完成し公開されることはとても嬉しいですし、一人でも多くの方に楽しんで頂きたいです。

佐藤友祐(lol -エルオーエル-)(尾崎役)コメント

昭雄や理沙、お母さんたちの思いも背負って自分なりの考えを出さなければいけない尾崎を演じることは、とても大変でした。物語の中でとても重要な役柄を演じることができて、僕自身成長できたと思います。ストーリーの解説みたいなセリフも多く、自分なりに内容を理解して、観てくださる皆様にどうやって伝えることができるかを心がけました。最後まで観て頂き、尾崎って本当良いやつだな。って思ってもらえれば嬉しいです。好きという想いがどのような奇跡を生み出すのか。是非、注目してもらいたいです!

有森也実(理沙の母親・恭子役)コメント

今回改めてオリジナル版「星空のむこうの国」を見直しました。照れ臭くも新鮮な想いでいっぱいになり、当時気がつかなかった事に触れる喜びや、35年後の今の私を17歳の私はどう思うのだろう…そんな時空を超えた不思議な問いかけに心が騒ぎました。心の中で生き続ける想い、作品のテーマに心を漂わせ、リメイク版「星空のむこうの国」に理沙の母親役で出演できる幸せを実感しています。小中監督の一番ピュアな、時が経っても壊れようのない真の場所に、今も、立たせてもらえたこと感謝致します。ありがとうございます。

リメイク版では、家族、上田医師との関係も描かれているので、感情が複雑になり表現が難しかったのではと思いましたが、秋田さんはひたむきに、堂々と演じられていて素晴らしかったと思います。

理沙が教えてくれた事、想いで生きるという事、想いが繋がるという事、コロナ渦の私達の感性を導いてくれているように感じます。一人でも多くの方に見ていただけましたら嬉しいです。

映画『星空のむこうの国』は2021年7月16日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国で公開!
監督:小中和哉
出演:鈴鹿央士、秋田汐梨、佐藤友祐(lol -エルオーエル-)、伊原六花、福田愛依、平澤宏々路、高橋真悠、川久保拓司/有森也実
配給:エイベックス・ピクチャーズ
©2021「星空のむこうの国」製作委員会