『星空のむこうの国』の七夕直前完成披露試写が7月5日（月）に都内で行われ、鈴鹿央士、秋田汐梨、佐藤友祐（lol-エルオーエル-）、有森也実、小中和哉監督が登壇した。

1986年に小中和哉が22歳で監督したラブストーリー『星空のむこうの国』が35年の時を経て、再び小中がメガホンをとり、フレッシュなキャストたちの魅力が存分に詰まった青春ラブストーリーが復活を遂げる。主人公の昭雄を演じるのは鈴鹿央士。本作では不思議な出会いから始まる物語を、令和版としてブラッシュアップし、爽やかに演じる。主人公の昭雄を演じるのは鈴鹿央士。ヒロインの理沙役には秋田汐梨。昭雄の親友・尾崎役はパフォーマンスグループ「lol -エルオーエル-」のメンバーであり、俳優としても活躍の場を広げる佐藤友祐が演じる。

35年の時を経てセルフリメイクを果たした小中監督だが、主演の鈴鹿は「現場では結構自由にやらせていただいた」といい、小中監督も「前の作品を見ないで鈴鹿くんの昭雄を探してください、と」と自身の明かした。そんな撮影現場では「現場もすごくいい雰囲気で、伸び伸びとやらせていただいた」と笑顔を見せた鈴鹿。

秋田も「秋田さんが思うままにどうぞと言ってくださった」と明かし、旧作に囚われない演技をしたという。一方で物語を説明する役割も兼ねている佐藤は「台本をいただいたときにまず“長台詞多っ！”と思った」と明かしつつ、「誰よりも読み込んだ自信があります」と振り返った。

本作の主題歌は、佐藤が所属するlolによる「2 your world」だが、佐藤は「急遽お話をいただいて。思うままに書いて、監督にお見せしたら『いいじゃん』って」と2週間で書き上げたことを明かし、この楽曲について小中監督は「昭雄の気持でも書いてるし、（佐藤が演じる）尾碕の気持ちかもしれないという気持ちも書いていて、どちらも成立させているのが素晴らしい」と称賛した。

イベントの終盤では、7月7日の七夕にちなんで、登壇者が願い事を発表。初めに「コロナ収束＆『星空のむこうの国』大ヒット！」と書いた小中監督、続く有森も「『星空のむこうの国』をたくさんに方に観ていただいて、力強い想いを引きよせられますように」と本作のヒットを願った。

その後、佐藤はコロナ禍で打ち上げができなかったことから「打ち上げに行きたい」と願い、今年から大学生になった秋田はオンライン授業のためなかなか友達ができないということから「友達ができますように」と書き、最後に鈴鹿の番になると、「大ヒットとか、コロナ収束そかそういうものだと思いますけど…」と“主演ならでは”の言葉を求めた佐藤に対して、鈴鹿は「大ヒットは絶対ですから」と言いつつ「イギリスでサッカー観戦」と発表し、会場からは笑いが起き、これには鈴鹿も「恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべた。

【写真・文／編集部】

映画『星空のむこうの国』は2021年7月16日（金）よりシネ・リーブル池袋ほか全国で公開！
監督：小中和哉
出演：鈴鹿央士、秋田汐梨、佐藤友祐（lol -エルオーエル-）、伊原六花、福田愛依、平澤宏々路、高橋真悠、川久保拓司／有森也実
配給：エイベックス・ピクチャーズ
©2021「星空のむこうの国」製作委員会