ミュージカル『レ・ミゼラブル』の初日記念会見が5月25日(火)に帝国劇場で行われ、福井晶一、吉原光夫、佐藤隆紀、生田絵梨花、六角精児、森公美子が登壇した。

原作は、フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説。原作の持つ、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」といったエッセンスを余すことなく注ぎ込んだ本作は、1985年のロンドン初演を皮切りに、日本では1987年6月に帝国劇場で初演を迎えて以来、東宝演劇史上最多の3,336回という驚異的な上演回数を積み上げる。

ミュージカル『レ・ミゼラブル』は5月~7月の帝劇公演を皮切りに、8~10月に福岡・博多座、大阪・フェスティバルホール、長野・まつもと市民芸術館の全国4都市にて上演される。今回、初日を迎えた5月25日(火)に、ジャン・バルジャン役の福井晶一・吉原光夫・佐藤隆紀、新たにエポニーヌ役に挑む生田絵梨花、テナルディエ役に臨む新キャストの六角精児、マダム・テナルディエ役の森公美子の6人が会見に参加した。

5月21日(金)~24日(月)のプレビュー公演を終え、「マスクをして声を出せない状態ですけど、ありったけの拍手をしていただいて、その熱意が伝わって、『レ・ミゼラブル』という作品の力を感じた」と感慨深げに振り返った福井。昨年から今年にかけて、多くの舞台やミュージカルが中止や延期を余儀なくされているが、「いろんな思いがある中で、役を真摯に受け止めて、作品を忠実に伝えることに集中してやらせていただきました」と本作に向き合っていることを明かした。

また、吉原も「去年はどうなってしまうんだろうと不安になった」と気持ちを吐露しつつ、今回舞台に立ったことで「変わらずに守られて温められて先に進むものもあるんだなと安心した」と改めて作品の力を感じた様子。佐藤も「会場まで来てくださった思いを感じたら、なおさらギュッと温かくなるような温かい気持ちになりました」と観客の気持ちを受け止めていた。

今回初めてミュージカルに挑戦となった六角は「他のキャストの方たち、スタッフの方たちにいろいろと助けをいただきまして、プレビューをクリアしてきた」と振り返り、「新鮮でしたね、全てが。帝国劇場にたつのは初めてなんですけど、大劇場での拍手を身体で受け止めたときに感動を味わいました」と初めての経験に驚きも見せている様子。

その一方で、「少しずつマイナーチェンジが役どころでありますので、また新しいマダム・テナルディエをお届けできればと」という森は、六角に「すばらしかったです。稽古回数少なかったのに」とコロナ禍でこれまでよりもリハーサルの回数が5分の1になったという状況での挑戦を称賛した。

ミュージカル『レ・ミゼラブル』は2021年5月25日(火)~7月26日(月)に東京・帝国劇場、8月4日(水)~28日(土)に福岡・博多座、9月6日(月)~16日(木)に大坂・フェスティバルホール、9月28日(火)~10月4日(月)に永野・まつもと市民芸術館で上演!