Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』の“愛しのゾンビ映画”ファンイベントが5月28日(金)に都内で行われ、劇団ひとり、長濱ねるが登壇、さらにザック・スナイダー監督がリモート生出演した。

本作は、ゾンビが大量発生したラスベガスを舞台に、一人の男が傭兵集団を結成、史上最大の強盗計画を成功させるべく隔離地区へ侵入することになる物語。監督・脚本・製作を務めるのは、スピーディーかつスリリングなアクション映像に定評があるザック・スナイダー。出演は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでドラックス役を演じたデイヴ・バウティスタ、ほかに真田広之らをはじめ、エラ・パーネル、前日譚映画の監督・主演も務めるマティアス・シュヴァイクホファー、アナ・デ・ラ・レゲラ、ギャレット・ディラハント、サマンサ・ウィン、オマリ・ハードウィックら国際色豊かな豪華キャストが集結。また、前日譚アニメシリーズの『アーミー・オブ・ザ・デッド:ロスト・ベガス(原題)』でも、デイヴ・バウティスタ、エラ・パーネルらが同役を演じる。

イベントには、芸人だけでなく映画監督も務める劇団ひとり、元欅坂46のメンバーで映画好きでもある長濱ねるが登壇、そしてスナイダー監督もアメリカからリモートで生出演した。

『ウォーキング・デッド』(2010~)からゾンビ作品が好きになったというひとりは同作をきっかけに過去のゾンビ映画などを見たというが「朝10時からやる内容じゃない気がする(笑)」と言いつつも、ゾンビ作品への愛が止まらないようで自ら「シミュレーションしたんですけど、ずっと逃げるの結構怖いから早めにゾンビになっちゃうかな」と明かした。

それを聞いた長濱も「わかります。逃げるの怖いですし、早めになっておいたほうが安パイなんですよね(笑)」と即同意、「逃げるほうばかり考えて、どういうところが見つからないのかなって考えてたんですけど、確かにゾンビになっちゃえばいいのかって思いました」と答え、笑いを誘った。

イベントにはザック・スナイダー監督がアメリカ・ロサンゼルスのオフィスから生中継で参加。5年ほど前に初めてゾンビ映画を見てから名作を探ってきたという長濱が「ザック監督の映画はワンシーンワンシーンが絵画のように美しい映像。新しいゾンビばかりで圧巻でした」と絶賛すると、「カメラマンも自分が務めてるんです。照明も作りつつ、脚本も執筆した」と多くを手掛けていることを明かすと、ひとりは「この人こそ劇団ひとりを名乗るべき」と驚きを隠せない様子だった。

また、“出演するならどんなキャラ?”という質問に長濱は「ザック監督のゾンビは一味も二味も違うゾンビたちなので、ゾンビ役として参加できたらすごく嬉しい」と自らゾンビ役を希望する場面も。さらに長濱からの“作品作りで一番気にしているところは?”という質問にザック監督は「伝えようと思うストーリーに何が必要か」と答え、日本のコレクターから買い集めたという1960年代後半~70年代に製造されたキャノンのレンズを取り出し「これが一番お気に入りで、自分にとっては特別」と披露。

最後に長濱は「帰ってすぐに見直そうと思いました。いろんな要素が詰まっていて、監督のこだわりが詰まっていて、また見るのが楽しみになりました」とコメント、ザック監督は「見ていただけることにワクワクしています。もし一度ご覧になっていたら、さまざまなストーリーラインであったり、ゾンビたちの過去やこれからを感じさせるヒントやディテールがたくさん入っているのでまた見ていただけるとおもしろいと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』は配信中!
監督・脚本・製作:ザック・スナイダー
出演:デイヴ・バウティスタ、真田広之、エラ・パーネル、マティアス・シュヴァイクホファー、ギャレット・ディラハント、アナ・デ・ラ・レゲラ、サマンサ・ウィン、オマリ・ハードウィック、ラウル・カスティーリョ、ノラ・アルネゼデール、テオ・ロッシ、ヒューマ・クレシ、ティグ・ノタロ