2019年にルゼンチン映画動員No.1の痛快リベンジストーリー『明日に向かって笑え!』の予告編が解禁された。

情熱の国アルゼンチンから無謀にして最高の大逆転痛快リベンジ劇がやってきた。実際に起きた2001年のアルゼンチン金融危機<債務不履行(デフォルト)>を背景に、現実の鬱憤を晴らす痛快な物語。主人公の元サッカー選手フェルミンを演じるのは、アルゼンチンの至宝リカルド・ダリン。その妻リディア役にはベロニカ・ジナス。そして息子役ロドリゴ役を演じるのは、リカルドの実の息子で2018年に日本でも公開され話題となった『永遠に僕のもの』(18)で主人公とともに犯罪に手を染めていく友人ラモンを演じ注目されたチノ・ダリン。リカルド・ダリンとチノ・ダリンは、本作が親子初共演。

今回解禁された予告編では、小さな田舎町でガソリン・スタンドを営むフェルミンと妻リディアが、寂れた町を立て直すため、町はずれに放置されていた農場施設を買い取って、農協を作ろうと動き出す場面から始まる。古い友人のタイヤ修理店主や列車も止まらない駅の駅長たちなど町民たちはなけなしの貯金から出資に協力し、銀行に預けるが、その直後アルゼンチン金融危機が勃発!しかもその騒動に乗じて、出資金が奪われてしまう…。

動揺し争う彼らだったが、裏の“カラクリ”があり、悪徳弁護士マンシーが農場を買って穴を掘らせ、地下金庫をつくり奪った金を隠していることを知り、奇想天外なリベンジ作戦を決行。右往左往する弁護士、そして発砲に大爆発!?「決して希望を捨てない」彼らの奮闘は、果たして大逆転の未来に繋がるのか?不況も不安も笑い飛ばす、元気なラテン気質溢れるパワーを感じる展開に期待が高まる予告編となっている。

セバスティアン・ボレンステイン監督は、本作について「2001年の経済危機で、アルゼンチンでは実際何百万人もの人々が破産し窮地に追い込まれました。本作では危機の最中、経済的地位の異なる人々が一丸となり、弁護士のマンシーら『エスタブリッシュメント』(体制)に挑戦状を突きつけます。彼らの目的は奪われた夢を取り返すこと。そこで彼らは未知なる領域に踏み入れ、無謀な作戦を実行に移そうとします。心が浮立つ計画ではありますが、ほぼ不可能に近く、それはまるでファンタジーです。でもそこに独特な磁力が生じ、この町の人々が社会の既存システムと立ち向かうために辿る旅が、この物語の核なのです」と語っている。

予告編

映画『明日に向かって笑え!』は2021年8月6日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で順次公開!
監督・脚本:セバスティアン・ボレンステイン
出演:リカルド・ダリン、ルイス・ブランドーニ、チノ・ダリン、ベロニカ・ジナス他
配給:ギャガ
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