『地獄の花園』のヒット御礼舞台挨拶が6月10日(木)に丸の内ピカデリーで行われ、永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、遠藤憲一が登壇した。

真面目に働き、日本の経済を支える日本のOLたち。花園のようにも見える華やかな彼女たちの職場では、実は裏で地獄のような派閥争いが行われている……なんと拳(こぶし)で。そんな地獄のような花園のような世界を描いた本作。日本中のOLが抗争を繰り広げる壮大なストーリーをオリジナル脚本で手掛けたのはバカリズム。その世界観を唯一無二の映像美で表現するのはPerfume 、サカナクション、星野源のMVを手掛ける関和亮監督。普通のOLライフに憧れる主人公・直子役を永野芽郁、カリスマヤンキーOL蘭役を広瀬アリス、OLたちを牛耳る“悪魔の朱里”役を菜々緒が演じる。

5月21日(金)より公開されている本作。6月1日(火)からは東京などの映画館も再開され、より多くの観客が鑑賞できるようになったが、主演の永野は「母親だったり、友人がみんな見に行ってくれた」と明かし、その感想としては「笑った」というものが多いと喜んだ。

劇中では激しいアクションが見どころでもある本作だが、演じているキャストとしては「めちゃくちゃ楽しかったです。ストレス発散にもなる」と明かした広瀬。菜々緒も「スカッとする気持ちとか、大声出したりするとストレス発散になる」と同意した。

そんなアクションは朝早くからも撮影されていたようで、「朝8時からバックドロップをしたんです。思い出の残っていて、見て欲しい」と振り返る広瀬。永野は「(広瀬演じる)蘭がいろんな人を倒しているのに私の前では普通のOLになる、その切り替えが好き。この映画の中で一番ヤンキーOLをしっかりとやられてる」と見どころを挙げた。

今回登壇しているキャストで別の作品を撮るとしたら?という質問に永野は「想像つかないですよね…」と悩み、「菜々緒さんが立っていらっしゃる姿の後ろに“悪魔の朱里”が見えちゃってる。当分はヤンキーOLでいきたい」と笑いを誘った。

また、今回が本作で初の観客の前での舞台挨拶となったが、“映画館の思い出”を聞かれた永野は「自分が初めて映画に出演したときに、家族で映画館に見に行って、こんなに大きな場所に自分が映る日が来るんだという気持ちと、横で見てるお母さんとかお兄ちゃんが緊張しながら一生懸命見てくれている姿が記憶に残っていて。映画ってすごく特別なものなんだなと思っています」と思い出を振り返った。

【写真・文/編集部】

映画『地獄の花園』は全国で公開中!
監督:関和亮
出演:永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一/小池栄子
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2021『地獄の花園』製作委員会