今度のピーターは“悪”に染まる!?―『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』のメイキング特別映像が解禁された。

大好きなビアとマグレガーの結婚式から物語は始まる。いきなり父親づらをするマクレガーに叱られつづける毎日に嫌気がさしたピーターは、生まれ育った湖水地方を飛び出してしまう。知り合いもいない、食べるものもない都会で、亡き父親の親友だと名乗るバーナバスと出会う。地下組織を率いるバーナバスは、都会で生きていくための盗みのスキルをピーターに教える。バーナバスに父親の面影を重ねたピーターは、バーナバスに認められたいばかりにワルさがエスカレートしていき・・・ついには妹たちや仲間を巻き込み、くだもの市場を襲撃する。果たしてピーターは、このままダークサイドに堕ちてしまうのか?あのピーターラビットが、もっと“モフワル”になって再びスクリーンに帰ってくる。

今回、本作のCGとVFX全般を担当、世界屈指のVFX技術を持つ“アニマル・ロジック社”のスタッフたちが、見どころの一つである“人間と動物とのバトル”“動物が人間から食べ物を強奪するシーン”を例に動物たちに命を吹き込むための<裏側>を解説した映像が解禁された。ウィル・グラック監督は「実写を撮影した後に全編にVFXを施す」ため通常の映画制作時より「2倍の労力がかかる」という本作ならではの苦労を語っている。

視覚効果スーパーバイザーのウィル・ライヘルトは(前作からの隠れ人気キャラ“騒がしいニワトリのJWルースター2世”の声も担当)、まず第一段階として「脚本を元にコンセプトアートを作り、3Dモデルに」した後「表情や毛の質感を決め動きをテストをする」と実際のCG映像を参考に語り、続いてVFXスーパーバイザーのマット・ミドルトンは、そのテストの後には「声優の演技を参考に躍動感のある表情に仕上げる」というCGを駆使した作品ならではの作業が必要にもなることを説明、様々なプロフェッショナルの手腕が少しずつ加えられていく事によってピーターを筆頭に多様な動物たちがよりリアルに、表情豊かに作り上げられていく裏側を制作者ならではの目線で明かしている。

なお、ハリネズミのティギーおばさんが人間にカレー粉を吹きかけるシーンや、うず高く積み上げられたチーズをウサギたちが微妙な時間差で押す出すシーンを生み出すための特別な装置「チーズ押しマシーン」など、個性豊かなキャラクターたちの制作の裏側のほか、目に見えない動物たちと体当たりで演技するドーナル・グリーソンの身体芸も必見だ。

メイキング特別映像

映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は全国で公開中!
監督:ウィル・グラック
声の出演:ジェームズ・コーデン、マーゴット・ロビー、エリザベス・デビッキ
出演:ドーナル・グリーソン、ローズ・バーン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント