『東京リベンジャーズ』の大ヒット御礼舞台挨拶が7月17日(土)に新宿ピカデリーで行われ、吉沢亮、山田裕貴が登壇した。

週刊少年マガジンで連載され、かっこ良すぎる登場人物たちや、タイムリープと共に成長を遂げていく主人公タケミチの姿、熱い仲間たちとの絆、心揺さぶる名言の数々など、今最も10代・20代男女の心を掴んで離さないバイブル的なコミックス「東京卍リベンジャーズ」を実写映画化した本作。主人公・花垣武道役を北村匠海、東京卍會副総長・龍宮寺堅(通称:ドラケン)役を山田裕貴、物語のカギを握る存在の橘ナオト役を杉野遥亮、タケミチの天敵でキヨマサこと清水将貴役を劇団EXILEの鈴木伸之、タケミチの親友・千堂敦役を磯村勇斗、裏で暗躍する東京卍曾幹部・稀咲鉄太役を間宮祥太朗、タケミチが挑む東京卍曾の総長・佐野万次郎(通称:マイキー)役を吉沢亮が演じる。

公開初週末から大ヒットスタートを切った本作に「負けずにがんばってきた分、追い風がこの映画を押してくれていると思って、本当に“リベンジャーズ”だなと…俺らマジ、リベンジャーズや」としみじみと語るとすかさず山田からは「なんで2回言ったの(笑)」とツッコミが。

ビジュアル面でも妥協せずに寄せている本作だが、「学ランを肩にかけるスタイルなので結構難しいんです。どうにか落ちないように」と難しさを語る吉沢。一方で山田がドラケンになるまでの様子は動画が公開されているが、「ちょいちょい前髪を垂らしてるのがかわいい」と言う吉沢に、山田は「ちゃんと見てる(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。

プライベートでも仲がいいという2人だが、山田は「いつも覚えてないって言うんですけど」と前置きをしたうえで、同じメイク部屋で隣でメイクした際に「初めてしゃべりかけた一言目が、『すごいイケメンですね』って言ったんです」と明かしたが、これに吉沢は「覚えてない」とポツリ。“なんで覚えてないんですか?”というMCからの問いに「言われすぎてる」と声を重ねた山田と吉沢に笑いが起きた。

一方で吉沢は、同じ映画に出た際の打ち上げの際に、「ほぼ初対面の状態でディープなキスをした」と言葉に静まり返る会場。さらに山田は「別の作品でキスシーンがあったんです。現場で『僕たち初めてじゃないんです』って言ったら『え?』って謎な空気になってました」と振り返り、笑いを誘った。

今回の共演では「お芝居に対する熱量はキスしたときから分かってた」と笑いを誘いつつも「そういう部分は変わらない」と山田の印象を振り返る吉沢。本作では緊急事態宣言の発出に伴い、撮影が一時中断した際には「どうしていいかわからなくて、このモチベーションをどうつないでいけばいいんだろうというのをリモート飲みで山田くんに相談したときに『いいんだよ、一回全部忘れて』って。今まで走り抜けてきたし、いつ始まるかも分からない状況で、分からないものに不安を持ち続けるよりも好きなことをやって、やれるってきまったら本気出せばいいんだよって言われて、それに救われました」と明かした。山田も「彼はものすごい熱い男なので。お芝居に妥協したくないと考えている人。僕は彼のお芝居が好き」と語り、山田と吉沢はお互いに「尊敬しています」と口をそろえた。

また、劇中ではお互いをあだ名で呼び合っているが、実生活では吉沢は“山田くん”、山田は“亮”と呼んでいると言い、そのことについて吉沢は「最初から山田くんだったので今さら変えるの気持ち悪いなと思って。一回裕貴になったんですけど、次の日からまた山田くんに」と明かした。

最後に吉沢は「シンプルに泣けるし、熱くなれるし、こういうドストレートな映画でなかなかないんじゃないかなと。こういうものこそエンタメだなと、手前みそではございますけど本当におもしろい映画になっていると思います」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

映画『東京リベンジャーズ』は全国で公開中!
監督:英勉
出演:北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗/間宮祥太朗/吉沢亮
配給:ワーナー・ブラザース映画
©和久井健/講談社 ©2020「東京リベンジャーズ」製作委員会