『鳩の撃退法』の初日舞台挨拶が8月27日(金)に新宿ピカデリーで行われ、藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、豊川悦司、タカハタ秀太監督、さらにサプライズゲストとして堀込高樹(KIRINJI)が登壇した。

第157回直木賞受賞作『月の満ち欠け』など佐藤正午の数ある傑作のなかでも最高到達点との呼び声高い『鳩の撃退法』。原作では小説表現の臨界点を超えた、まさに先の読めないストーリーが展開される。映画化決定に「これ、どうやって映画化するの!?」「予告編観たけどめちゃくちゃ気になる!」と話題を呼んでいる。天才作家・津田伸一役を藤原竜也が演じるほか、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、豊川悦司ら豪華キャストが集結し、監督はTVドラマ「赤めだか」でギャラクシー賞ほかドラマ界の賞を総なめするなど、映画だけではなくTVドラマ・バラエティ・ミュージックビデオとジャンルを問わず、マルチに活躍するタカハタ秀太が務める。

イベントの冒頭では、映画のタイトルにちなんで“巨大鳩落とし”をキャストが順番に実施。無事成功すると「スッキリした!楽しいですね」とコメントした藤原。

本作の見どころを聞かれた土屋は「本を読んでいる男性の姿が好きなので個人的には眼福でした」と笑顔を見せ、「伏線でできているような作品なので、謎のミルフィーユが何層もあって、ただ自分が分かった気持ちになっているんじゃなくて、人の解釈を聞くと“そういう見方もあるんだ”と思う」と独特な表現を用いて本作をアピールした。

風間は「体験したことがないような映画です。何度も見ていただきたいという言葉の中には、数年後に見ていただいたら結末が変わっているかもしれない」と解釈の多様性を語った。また、KIRINJI・堀米は「それぞれの人物の背景を想像しながら見るとより楽しい」と本作の楽しみ方を挙げた。

藤原は「豪華なキャストで、お客さんを一瞬にして世界に引き込むようなおしゃれな映画を撮っていただいたと思います。1回見ても、2回見てもおもしろいと思います」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

映画『鳩の撃退法』は全国で公開中!
監督:タカハタ秀太
出演:藤原竜也、土屋太鳳/風間俊介、西野七瀬/佐津川愛美、桜井ユキ、柿澤勇人、駿河太郎、浜野謙太/岩松了/村上淳、坂井真紀、濱田岳、ミッキー・カーチス/リリー・フランキー/豊川悦司
配給:松竹
©2021「鳩の撃退法」製作委員会 ©佐藤正午/小学館