心揺るがす衝撃のヒューマン・ミステリー『護られなかった者たちへ』の主題歌スペシャルトレーラーが解禁された。

作家・中山七里の傑作小説を映画化した本作。全身を縛られたまま“餓死”させられるという、異様な手口の連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根。刑事の笘篠は利根を追い詰めるが、決定的な証拠がつかめないまま第三の事件が起きようとしていた―。なぜ、被害者はこのような無残な殺され方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく―。主人公・利根役に佐藤健、彼を追う刑事・笘篠役を阿部寛が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都ら豪華演技派キャストが集結。

今回、本作の主題歌で、桑田佳祐による「月光の聖者達」のスペシャルトレーラーが解禁された。今回初出しとなる映像も収録されているトレーラーは、 「火を、点けました。対応がずさんだったんで。という利根(佐藤)の告白、そして「利根はまだ何か隠してる気がするんです!」という笘篠(阿部)の強い言葉から始まる。笘篠が空を見上げると一面の星空が広がっており、優しい音色が流れ始め、そこから利根の過去が垣間見える。

利根が震災後の避難所で出会う遠島けい(倍賞)、カンちゃんという少女と3人で肩を寄せ合い、まるで本当の家族のような絆を築いていく様子が描かれる一方、保健福祉センターの職員・三雲(永山)に怒りもあらわに掴みかかる姿。そして冒頭の告白の通り、炎を見つめる姿――。ささやかな幸せを手にしていたはずの利根は、何故罪を犯してしまったのか?

容疑者・利根と刑事・笘篠、さらに彼らを取り巻く登場人物それぞれが、複雑な想いを抱えながらも生きていこうとする姿は、「現在(いま)がどんな にやるせなくても 明日(あす)は今日より素晴らしい」と桑田が歌い上げる世界観とリンクし、感情を激しく揺さぶる。「死んでいい人なんていないんだ」と語りかける利根が“罪を犯してまで、護りたかったもの”とは?阿部寛、そして佐藤健が涙するシーンも最後に映し出され、見る者の感動を誘う。

主題歌スペシャルトレーラー

映画『護られなかった者たちへ』は2021年10月1日(金)より全国で公開!
監督:瀬々敬久
出演:佐藤健、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人
配給:松竹
©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会