Huluオリジナル『死神さん』の配信記念イベントが9月7日(火)に都内で行われ、田中圭、前田敦子、竹中直人、堤幸彦監督が登壇した。

原作は、大倉崇裕の同名小説「死神さん」(幻冬舎文庫)。主演の田中圭が演じるのは、警視庁内にある謎の部署で、無罪判決が出た事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍。警察組織にとって掘り返されたくない事件の証拠を、徹底的に洗い直して真犯人を検挙していくため「死神」と呼ばれている。本作は、そんな儀藤が「逃げ得は許しません」という決めゼリフとともに、事件ごとに相棒を替えながら、“闇”に葬られた真相をあぶり出し、事件の全貌を180度転換していく、コロンボスタイルの痛快ミステリードラマ。

本作について「儀藤堅忍というキャラクターは見どころの一つ」と自信を見せた田中。そんな儀藤について前田は「シュールです。あとすごい長台詞をたくさんしゃべられる。毎回事件の解決と決め台詞は見どころです」と語った。

そんなキャラクター作りについては「原作もおもしろかったし、ファンもいらっしゃる」というところから「見た目から入った」と明かす田中が見事作り上げられたキャラクターに扮した姿には、毎話ゲストで出演するキャストからは「最初僕に気づかない。『あ、圭さんだったんですか?』って」と笑いながら振り返った。

しかし、その中でも演じる上で難しかったことは?と聞かれた田中は「台詞が長い」と即答。その長台詞については堤監督からも「どうやって覚えるんですか?」と思わず質問が飛び出るほど。これに田中は「必死に暗記です」と答え、堤監督は「そういう苦労が見えない」、前田からも「見えないです」と感心しきりだった。

登壇者が“お悩み”をフリップに書いて解決するコーナーでは、「朝お腹が空いて目が覚めます」という前田に「夜は食べてるんですか?」「(お腹が空いたら)食べたりしないんですか?」と質問を投げかけ、親身に回答する姿も。これに前田は「無意識にコーンフレークとか食べてます」と答えた。

また、田中は「もう続編やりたい」とお悩みを明かし、「やりたいって言ってやれるものでもないので」と前置きしつつも「完成した作品を一気に見ると、もっとやってもよかったとか、もっともっとすごいキャラクターにしたいなって。同じ役を何度もやるってなかなかいことではあるんですけど、できたらいいな」と続編に期待を寄せた。

最後に田中は「ワクワクできるドラマです。噛めば噛むほど、見れば見るほどおもしろくなっていくスルメ的なドラマです。全6話を毎話毎話楽しんでいただければと思います。そして、できれば皆様のお力で僕がもう一度、儀藤をやれるようにお力を貸していただければ」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

Huluオリジナル『死神さん』(全6話)は2021年9月17日(金)よりHuluで毎週金曜日に1エピソードずつ配信!
演出:堤幸彦(第1話・第2話・第6話)、藤原知之(第3話・第4話)、稲留武(第5話)
出演:田中圭、前田敦子
ゲスト:小手伸也、蓮佛美沙子
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