『CUBE 一度入ったら、最後』の完成披露試写会が9月22日(水)にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、菅田将暉、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎、清水康彦監督が登壇した。

今なお全世界でカルト的人気を誇るヴィンチェンゾ・ナタリ監督による映画『CUBE』(1997)。20年以上の時を経て世界初公認リメイクとなった本作は、今尚語り継がれる衝撃的な設定をそのままに、原作をリスペクトしたスリリングで緊迫感みなぎる要素を緻密に張り巡らせた<完全オリジナルストーリー>を展開。主演の菅田将暉をはじめ、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎と日本屈指の名優たちが勢揃い。謎の立方体「CUBE」を舞台に、ヴィンチェンゾ・ナタリ自身もクリエイティブ協力で参加し、作品クオリティの底上げを図った劇薬系密室エンタテインメント。

この日は、劇場内の各スクリーンを『CUBE』がジャック。2人ずつに分かれ、各スクリーンで挨拶をしたのちに6人が集結してイベントが行われた。この日も和気あいあいとした雰囲気で仲の良さをうかがわせた登壇者たち。撮影現場でも「杏さんがフィットネスのゲームを持ってきてくれた」と、杏を筆頭にそれぞれがゲームなどを持ち寄って、撮影以外の時間も楽しんでいた様子のキャストたち。

また、「(撮影の)初日は緊張しちゃって立っているのが限界だった」という田代も、周囲から名前で呼ばれるなどがありすぐになじんだようで、さらに「数学の宿題で分からないところがあって、岡田さんが教えてくださって」と振り返る田代に、斎藤からは「こんな家庭教師いたらいいよね」とコメントするなど、雰囲気の良さをうかがわせた。

本作の注目点のひとつであるセットについては「生物みたいでした。もう一人の登場人物みたい」という菅田。岡田も「初めてセットを見た時は感動しました。こんなにすごいものが作れるんだと」と驚きを隠せない様子だった。また、斎藤は「ジムですね、あれ」と表現するなど、それぞれが“CUBE”内での撮影の特殊さをあらわにした。

そんなCUBEにもし閉じ込められたら?という質問には、「がんばって生きようとはすると思います。周りにいる人疑いますね。その人のせいにして一日過ごすと思います」と答えた。一方で杏は「能動的にはなれそうにない」といい、岡田も「たぶん3時間くらい瞑想するんじゃないかな」とそれぞれが困惑すると予想。そんな中で吉田からは「“撮影なんじゃないの?”って思うよね。ドッキリなのかって」と役者ならではの回答も飛び出した。

最後に菅田は「最初の緊急事態宣言が明けてすぐの撮影で、僕ら自身も実生活とリンクしての撮影でした。完成したこと、見てもらえることがホッとしています」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

映画『CUBE 一度入ったら、最後』は2021年10月22日(金)より全国で公開!
監督:清水康彦
出演:菅田将暉、杏、岡田将生、柄本時生、田代輝、山時聡真、斎藤工/吉田鋼太郎
配給:松竹
©2021「CUBE」製作委員会