『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』の吹替版 完成披露試写会が11月18日(木)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、ムロツヨシ、多部未華子、芳根京子、宮野真守が登壇した。

全世界で600億円超の興行収入をあげ、2018年に日本でも公開され興行収入34億円超の大ヒット、アカデミー賞にもノミネートされた『ボス・ベイビー』の続編となる本作では、大人になったティムが結婚し、幼い2人の娘を持つ専業主夫に。<ボス・ベイビー>ことテッドはスーパービジネスマンのエリート社長になり、見た目までもおっさんに!?疎遠になっていた2人は、新たな<ボス・ベイビー>のある目的で再び引き合わされることになる―。それは大人になったテッドをスーパーミルクで<ボス・ベイビー>に戻し、悪の天才博士率いる極悪ベイビー軍団から世界を救うこと。テッドと共に少年に戻ったティムも加わり、史上最大のピンチに立ち向かう。果たしてミッションは成功するのか――。

イベントに登壇したのは、前作からボス・ベイビー役を続投のムロツヨシ、ボス・ベイビーの兄ティムを演じた宮野真守、前作ではティムの子供時代を演じ、本作ではティムの長女タビサを演じた芳根京子、そして本作から初登場となるボス・レディ役の多部未華子ら日本語吹き替え版キャスト。

前作で演じたボス・ベイビーを再び演じるムロは、ボス・ベイビーについて「相方、分身」と表現し、「家で飲むときは無言の友としていてくれる」と“相棒”であることを明かした。本作では個別にアフレコを行ったといい、最初に宮野が声を入れたとそうで「掛け合いが多いので、先に宮野さんの声があってやれる。これが本国の英語だけだったらこの完成披露試写に間に合わなかった」と宮野の声が入っていたことがアフレコに好影響だったという。

今回、洋画吹替初挑戦となった多部は「実際に声を入れるとめちゃくちゃ早口で。口を動かすとついていくのに必死で大変でした」と苦労を明かすと、宮野からは「この作品は吹替の中でも難しい作品だと思います。このセリフ量で、スピード感で英語に日本語を合わせていくのって初めてじゃできない。素晴らしいと思いました」と称賛した。

前作で演じたティムの娘を演じた芳根だが「お二人の声が入ってたから」とムロと宮野の声を聞いて演じたことを明かしたが、「でも途中でいなくなりました。前回も途中でムロさんを超えたんです。途中でムロさんがいなくなった」とムロの収録スピードを上回ったというが、これにムロは「ちゃんと言われた通りに行ってるんだよ。シフト週2?」と芳根に問いかけると、宮野からは「バイトじゃないんだから!(笑)」とツッコミが入るなど、和気あいあいとしたやり取りが繰り広げられた。

“もし今の意識のまま赤ちゃんに戻れたら?”という質問にムロは「泣き叫びたい!ちょっとお腹空いたとき、ちょっと機嫌が悪くなった時に泣き叫んでいいわけだからやってみたい。今やったら『どうしたんだあいつ』みたいになっちゃうんで(笑)」と答え、芳根は「いっぱい寝て、いっぱい食べて褒められたいです。寝るのが仕事って言われたい」と各々が思いつく“赤ちゃんに戻った自分”を答え、会場は笑いに包まれた。

最後にムロは「2021年の残りのミッションの中に『ボス・ベイビー』を見るというのを入れてもらえたらうれしいです。2021年最後に見るにはとてもいい内容になっています」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』は2021年12月17日(金)より全国で公開!
監督:トム・マクグラス
声の出演(吹替):ムロツヨシ、多部未華子、芳根京子、宮野真守、乙葉、石田明(NON STYLE)、坂本真綾、銀河万丈、大塚芳忠、中田理智、新津ちせ、こばたけまさふみ、早見沙織、村瀬歩、悠木碧、ファイルーズあい、鬼頭明里、川井田夏海
配給:東宝東和、ギャガ
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