石田明、宮野真守、芳根京子、ムロツヨシ、乙葉、山寺宏一

『ボス・ベイビー』の初日舞台挨拶が3月21日(水・祝)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、日本語吹替キャストのムロツヨシ、芳根京子、宮野真守、乙葉、石田明(​NON STYLE​)、山寺宏一が登壇した。

あいにくの悪天候となった公開初日のこの日、劇場を埋め尽くした観客を前に主人公ボス・ベイビーの吹替を担当したムロは「この時間に観終わったってことは何時の回ですか?嬉しい限りです」と笑顔で挨拶。しかし、「ムロさんを中心に大爆笑間違いなし(の舞台挨拶)です)」と山寺に振られたからか、ムロは「みんなの前に出るから朝風呂に入って」とトークを展開すると、石田から「本当に主役?」とツッコミが入り、笑いがあふれる中でイベントが始まった。

観終わったばかりの観客を前に、今回映画初主演を果たしたムロは「みなさん、今日映画どうしたか?」と“主役ならでは”の質問を投げかけ、観客から大きな拍手が寄せられると「こういうのいいもんですよね、拍手をいただいて」と満面の笑みを浮かべた。

これまでにも数々の海外アニメ映画で吹き替えを担当している山寺は、本作の魅力を「ギリギリまで笑わせて、最後は心が温まる」と称賛。海外では大ヒットとなった本作は、すでに続編の制作が決定しており、「やらせてもらえるなら(やりたい)」と意欲を見せる芳根に、「やらせます!」と宣言するムロ。石田が「そんな権限あるんですか?(笑)」を入れ、会場の笑いを誘った。

そんな和気あいあいとした吹き替えキャストとはこの日が初対面だという宮野。「楽しいですね」と並んだ面々を見て、「みんな自由にしゃべってる」と笑顔を見せると会場からは笑いが起こった。また、劇中で披露するエルヴィス・プレスリーの物まねについては「原音がそうなんです。言い伝えで、滑舌が悪かったと。どうやるんだろうと思ったらああいうノリになった」と振り返り、ムロも絡むこのシーンでは「そのままやった」と明かし、宮野は「そうしたらそのまま公開された」と吹き替えた自身すらも驚いている様子だった。

映画の内容にちなんで、キャストの子供時代について聞かれると「独特だった」という乙葉は「学校から帰るときに何回瞬きをするんだろうとか、息ってどういうタイミングですればいいんだろうって悩んだ」と明かすと、登壇者からは笑いが漏れた。芳根は「お兄ちゃんが大好きで、お兄ちゃんが友達の家に遊びに行くと泣いていた」と明かし、さらに「連れて行ったほうが早いからと、『今日おまけ連れてきた』って(言われて)、おまけでした」と語ると、ほっこりしたエピソードに観客からは声援が寄せられた。

最後にムロは「好きな人と、ご家族といろんな方と観に来てください」とアピールし、「締め方が分からない」と笑いを誘いつつ、終始笑いあふれる舞台挨拶を締めた。

パパとママ、7歳のティムの家族の元にやってきたのは、黒いスーツに白いシャツ、ネクタイをビシッと締め、チャキチャキと歩く赤ちゃん“ボス・ベイビー”。弟として迎えいれられた彼は―普通じゃない。見た目は赤ちゃん、知能は大人。ティムとボス・ベイビーは、やがて世界を揺るがす巨大な陰謀に挑む―。全米ベストセラーとなった絵本にインスパイアされた本作の監督を務めるのはトム・マクグラス、ボス・ベイビーの声をアレック・ボールドウィンが務め、赤ちゃんなのに声は大人というギャップが笑いを誘う、ユーモア溢れる演技を披露している。また、全世界で大ヒットを記録した本作は、既にパート2の制作が決定している。

【写真/蔭山勝也、文/編集部】

ムロツヨシ

芳根京子

宮野真守

乙葉

芳根京子、ムロツヨシ

石田明、宮野真守、芳根京子、ムロツヨシ、乙葉、山寺宏一


映画『ボス・ベイビー』は2018年3月21日(水・祝)より全国で公開!
監督:トム・マクグラス
出演:アレック・ボールドウィン、マイルズ・バクシ、ジミー・キンメル、リサ・クドロー、スティーブ・ブシェミ
配給:東宝東和
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