後藤真希、10年ぶりの写真集『ramus(ラムス)』の出版記念トークショーが12月2日(木)に都内で行われた。

13歳でデビューして丸22年。老若男女が注目する透明感あふれるエイジレスな魅力と、オトナのセンシュアルさを余すことなく凝縮させた写真集。少女のような無邪気な笑顔を見せてプールではしゃいだかと思えば、しっとりとアンニュイな表情を浮かべてベッドに横たわりまっすぐにこちらを見つめたり、またバスルームではなめらかな肌を惜しげもなく披露したり。ページをめくるたびに、美しく艶やかな彼女の姿にハッとさせられ、読み終わったときにはすっかりココロを奪われること間違いなし。上質なランジェリーや、ワンピースなど本人こだわりの衣装に身を包んだ彼女を、そしてしなやかなボディを贅沢に堪能できる一冊となっている。

「大胆なんだけどおしゃれに見える」と本作の出来栄えを表現した後藤は、コンセプト決めや写真のセレクトにも関わったといい、「衣装合わせでは(収録されている写真の)倍くらい着させていただいて」と衣装へのこだわりを明かした。そんな“ドキッとする”カットの写真については「過去イチです」と自信を見せる後藤。

そんな10年ぶりの写真集に「ワンカット目を撮るときはすごくドキドキしていました。こんな感じだったっけ?と、懐かしい感もありながらソワソワしていました」と振り返った後藤は、本作のテーマとして「大人ナチュラルというか、今までにないようなゆとりを持った雰囲気を出せたら」と挙げ、特にこだわった点として「表情がより自然な顔をセレクトしました」と明かした。

タイトルの「ramus」については後藤自身が考えたと言い、「ラテン語で“枝”という意味なんですけど、私が枝としてみなさんの支えや愛情をもらって成長して、たくさんの枝になって今があるようなイメージ。感謝の気持ちです」と思いを語った。撮影中には「スタッフのみなさんが『LOVEマシーン』をかけてくださって、みんなで盛り上がって撮りました(笑)」と撮影現場の雰囲気の良さもうかがわせた。

今後については「たくさんの仕事をさせていただいているんです。でも時代が変わっていくので、“これ初めてかもしれない”ということもあったりするので、自分から前に進んで挑んでいけたら」とさらなる飛躍を期待させ、本作の点数を聞かれると後藤は「過去最高にがんばった内容になっているので、自分では“510点”くらいつけておかないとなと思っています」と笑顔を見せた。

【写真・文/編集部】

後藤真希写真集『ramus』

発売日:2021年11⽉29⽇(月)
定価:2,970円(税込)
仕様:A4/128ページ
講談社刊