『軍艦少年』の公開記念舞台挨拶が12月11日(土)にヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、佐藤寛太、加藤雅也、山口まゆ、濱田龍臣、赤井英和、大塚寧々、Yuki Saito監督が登壇した。

ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹が想いを込めて放つ、渾身の熱き青春漫画「軍艦少年」を実写映画化した本作。気の荒い主人公・坂本海星役を演じたのは劇団EXILEのメンバーとして注目を集める佐藤寛太。失意に沈む主人公の父・坂本玄海役を演じたのは加藤雅也。また、海星の同級生・結役に山口まゆ、海星の友人・純役に濱田龍臣、玄海の幼馴染・野母崎巌役に赤井英和、海星の教師で玄海の同級生・泉役に清水美沙、海星の母で玄海の妻・坂本小百合役に大塚寧々など、フレッシュな若手俳優とベテランの実力派俳優が脇を固めている。監督を務めたのはYuki Saito。

「監督は軍艦島での撮影(許可)を得るために2年、撮影してから2年。初日を迎えてこそ、お客さんの目に届いてこその作品だと思いますので、初日を迎えられて一安心です」と挨拶した佐藤。その想いを込めた本作が前日の12月10日(金)に公開されたが“周囲からの反響は?”という質問に「劇団EXILEのメンバーは誰もまだ見てません。ニュースにしてください、圧かけてください」と明かし、笑いを誘った。

そんな佐藤には共演者からも称賛の声が寄せられ、山口は「佐藤くんの熱量についていけばこの映画は成功すると思った」、濱田は「衣装合わせで寛太くんと顔を合わせる機会があって、ご飯行って話そうよって言ってくださって。そのおかげで純という役の手掛かりが見つけられた時間でした。周りの役者の事も考えてくれる座長だなと思った」と明かすと、佐藤は照れ笑いを浮かべていた。その食事の際には、濱田が出演した『ブレイブ -群青戦記-』の撮影がもうすぐ始まるというタイミングだったようで「(同作に出演した鈴木)伸之さんは(『軍艦少年』を)見てくれるはずかなと」とコメントし、会場は笑いに包まれた。

イベントでは、本作『軍艦少年』に込めた熱い想いを漢字一文字で表現。「実」と書いた佐藤は「一生懸命取り組んだ作品が無事に公開されたこともうれしいですし、実りの多い一年でした」と振り返り、自身の役名と同じ「結」と書いた山口は「家族のきずなの物語だったり、現場のチームワークが本当によかった」と明かし、これには佐藤からも拍手が寄せられた。

最後に佐藤は「並々ならぬエネルギーがこの映画に詰まっていると思います。それがスクリーンに出ていると思います」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『軍艦少年』は全国で公開中!
監督:Yuki Saito
出演:佐藤寛太、加藤雅也、山口まゆ、濱田龍臣、柾木玲弥、一ノ瀬ワタル、花沢将人、髙橋里恩、武田一馬、赤井英和、清水美沙/大塚寧々
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2021『軍艦少年』製作委員会