『彼女が好きなものは』の公開御礼舞台挨拶が12月18日(土)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、神尾楓珠、前田旺志郎、三浦獠太が登壇した。

ゲイであることを隠して⽇々を過ごす男⼦⾼校⽣・安藤純と、BL好きを隠しているクラスメイトの⼥⼦・三浦紗枝が、書店で鉢合わせたことから急接近。やがて紗枝から好きだと告⽩された純はある想いを秘め付き合うことに―。主人公の安藤純を演じるのは神尾楓珠。純に恋をする女子高校生の三浦紗枝役は山田杏奈。純の幼馴染みの高岡亮平役に前田旺志郎、クラスのリーダー的存在の小野雄介役に三浦獠太、紗枝の親友の今宮くるみ役を池田朱那、純の恋人・誠役を今井翼が演じる。

プライベートでも親交がある3人。前日に、前田と三浦は舞台を一緒に見に行き、そこに神尾も誘ったが都合が付かず断られたという仲の良さが伝わるエピソードトークから舞台挨拶が始まった。お互いの好きなシーンを問われると神尾は、「体育館のシーンが好き。体育館での良平の全力ダッシュ…はやっ!て思って…CGみたい(笑)」との言葉に前田は「もうちょっと映画に関係あること言って!運動能力褒められただけやから今(笑)」とキレキレのツッコミを披露。

また、そのシーンの台詞回しについて前田は「色々経てあのシーンだったので、そこに気持ちを持っていこうというよりかは前田旺志郎としているつもりが、良平でいられた。プライベートと仕事が分からなくなるくらい良平という役が自分に落ちてきてましたね」と振り返った。同シーンで声を張らなくてはいけない点が大変だったという三浦。神尾の「尾崎(豊)さんでいけ!尾崎さんでいけ!」というアドバイスに「すごい分かりやすくて、しっくりきました。最高のアドバイスです(笑)」と称賛する様子がみられた。

お互いの好きなところは?という質問で神尾は「旺志郎は会うと元気がもらえます。ふざける時はふざけるし、まじめな話はまじめな話でできるから一緒にいて楽しいです。こっちがあまり気を遣わないです」とコメント。一方で前田は「(神尾)楓珠はやっぱりギャップ萌え。ツンとしてそうな顔なんですよ。けど喋るとめちゃくちゃ面白くて。僕が楓珠にボケたりした時にニコッと笑ってくれた時、めっちゃ嬉しいんですよ」と神尾への思いを語った。

また、三浦は「神尾さんはよく僕に可愛いって言ってくれるんですよ。(神尾が)年下なんですけど(笑)」と自分の方が年上ながらも神尾に可愛いと言われることを告白。それに対して神尾は「まず顔が可愛い、はにかんでる感じが可愛い、周りにいじられてる時の仕草とか対応が可愛い」と可愛いを連呼。現場での3人の関係性が観客側にも伝わり終始和やかムードだった。

最後に神尾は「何が正解っていうのはないし、人それぞれだと思うので、自分の中で上手く消化してもらって。SNSでも(感想を)発信してもらえたら、僕ら自身も発見があると思うので、意見を聞けたら嬉しいなと思います」と観客に向けてコメントした。

【写真・文/編集部】

『彼女が好きなものは』は全国で公開中!
監督・脚本:草野翔吾
主演:神尾楓珠、山田杏奈、前田旺志郎、三浦?太、池田朱那、渡辺大知、三浦透子/磯村勇斗、山口紗弥加/今井翼 
配給:バンダイナムコアーツ、アニモプロデュース
©2021「彼女が好きなものは」製作委員会