選挙活動をコミカル&シニカルに描く社会派コメディ『決戦は日曜日』の本編映像が解禁された。

事なかれ主義の議員秘書と、政界に無知な熱意空回り候補者の選挙活動の行方は?今を生きるすべての人に贈る笑いとアイロニーに満ちた社会派コメディ。主人公・谷村勉(窪田正孝)は、二世候補・川島有美(宮沢りえ)の議員秘書。自由奔放で一般常識からちょっとずれた有美を当選させるために奔走する。前途多難な選挙戦が2人を待ち受ける。戦いの火ぶたが切って落とされる。主演を務めるのは窪田正孝。世間知らずなご令嬢・川島有美を宮沢りえが演じる。

今回解禁された本編映像は、有美(宮沢りえ)による“魂のこもった”抗議演説シーン。「あなたたちの私の対応に対する抗議です!いいかげんにしなさいよ!」川島有美が事務所の入ったビルの屋上からまくし立てる。スタッフからの不平不満を谷村に聞かされブチギレ演説…。何を言い出すんだ?と戸惑いを隠せない、下から見上げる秘書チームの面々。

怒りモードの有美は止まらずに「日本の政治は終わってる!誰も興味が無い。それはなぜだか分かりますか?それは私たちなんです。わたしたちなんですよ!理由は!これが普通だから。これまでこうやってやってきたから。そうやって何も考えずにやってきた結果が今の日本の状況なんです!誰も魅力を感じない。若者も政治に期待しない。ただただ景気は停滞していく一方。日本はスゴイとむなしく言い続けているこの状況。それを変えるには他人事ではなく自分たちのことなんだと国民に自覚してもらうんです。それにはまず、私たちから変わらなきゃいけないんですよ!改善を要求します!対応が変わらないのなら、私は辞めてやるから!」と一気に思いを吐き出す。

「川島さんって政治家に向いてるんじゃない?」「無茶苦茶正論言ってくるじゃん」と呑気に関心し頷く秘書チーム。谷村は「だからって屋上に行かなくても…」とどこか迷惑そう。「ココから飛び降りようとする人たまにいますよねえ」「ちょうどいい高さなんですかね?」最終的には谷村がどうにかすることで決着をつけることになるのだが、怒りを収めることはできるのか―。下から見上げる音尾と小市はこのシーンを振り返って「これは一票入れる」と思わず口にしたといい、窪田も赤楚も一番印象的だと口をそろえたシーンだ。

本編映像

『決戦は日曜日』は2022年1月7日(金)より全国で公開!
脚本・監督:坂下雄一郎
出演:窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真
配給:クロックワークス
©2021「決戦は日曜日」製作委員会