映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のUSアート2種が解禁された。

サスペンスの要素が色濃く、クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』シリーズや『ジョーカー』を彷彿とさせるような世界観に包まれており、知能犯リドラーが社会に蔓延した<嘘>を暴いていく本作。最後の標的は、若き日の青年ブルースバットマン。彼の<嘘>も暴かれ、人間の本性がむき出しになっていく姿を描き、まだバットマンになろうとする姿をミステリアスかつエモーショナルに展開されていく。ブルース・ウェイン役はロバート・パティンソン。未熟で善悪に揺らぎ苦悶する人間味のあるバットマンを彼がどう演じるのか。今回のブルースは両親殺害の復讐を誓った探偵という設定で、緊迫感続く予測不可能な展開に注目が集まる。

今回、本性を覆い隠すマスクの奥からこちらを見据えるブルース、黄昏に染まるゴッサムシティを見下ろすバットマン&キャットウーマンを捉えたUS版アートが解禁された。悪を追うブルースが、なぜ“バットマン”として生きているのか、何のための戦いなのか―。バットマンとして生きることを決意した彼の成長過程にフォーカスされた本作。今回解禁されたアートは、ブルースの顔がクローズアップされている。葛藤しながらも“バットマン"になろうとするブルースを表すこのビジュアルは、生身の人間を強調させる素顔と、真っすぐこちらを見据える瞳と狂気に染まりかねない本性を覆い隠すマスクが印象的で、内に秘められた頑なな強い意志を感じずにはいられない。素顔を隠し、スーツを身にまとうことで、ブルースはバットマンとして悪を打ち滅ぼすのだが―。果たして、世界の希望になれるのか?闇にとらわれるのか?

もう一方のアートには、ブルースにとって敵か味方か、その思惑を図りかねるセリーナ・カイル=キャットウーマンがブルースとともに並び立つ。キャットウーマンといえば、ネコのスーツとマスクを身に纏い、ゴッサム・シティの金持ちや悪徳者を狙う謎めいた人物。先ごろ解禁された特別予告では、キャットウーマンがバットマンに「一緒に手を組まない?」と怪しく誘うシーンが「バットマンとキャットウーマンがどんな経緯で出会ったか気になる!」とファンをざわつかせたが、ふたりが夕陽に染まったゴッサム・シティを見下ろすビジュアルに今後の展開への期待が膨らむ。さらにマット・リーヴス監督は、本作でバットマンになろうとするブルース・ウェインを描く一方で「これまで語られていなかったセリーナ・カイルの人生にも焦点をあてた」と語っており、セリーナの物語にも期待したい。

2人を照らす美しい夕陽をバックに捉えられたショットは、細部まで再現された壮大なゴッサム・シティのセットで実際に撮影されたもの。セリーナ役を演じたゾーイ・クラヴィッツは「わたしとロバートは、太陽が沈む時間に屋根の上で撮影したの。そして実際にゴッサムの街を見下ろしながら、その街に差し込む光を感じることが出来た。素晴らしい体験だった」と撮影のこだわりとその時の様子を振り返る。

正義を掲げたはずのブルースの胸のうちに潜む怒り、欲望、リドラーが見抜いたブルースの「嘘」、世界の「嘘」、真実とは何なのか?腐敗と欺瞞、「嘘」にまみれたゴッサムシティに差し込む光。バットマンとキャットウーマン、二人の出会いはこの世界に何をもたらすのか。衝動に突き動かされ、振り回され追い込まれていくブルースの結末は?歴史を塗り替える、狂気と感情が爆発する謎解きサスペンス・アクションが幕を開ける。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は2022年3月11日(金)より全国で公開!
監督:マット・リーヴス
出演:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライト
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