アガサ・クリスティの傑作ミステリーを映画化した『ナイル殺人事件』のインタビュー映像が解禁された。

“ミステリーの女王”の異名を持つアガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今なお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズ。時代を超越した人気シリーズの中でも、アガサ自身が“旅行物のミステリーで史上最高傑作”と称する原作「ナイルに死す」をケネス・ブラナーが監督・主演を務め映画化。共演は、『ワンダーウーマン』(17)で一躍時の人となったガル・ガドットや、『ローン・レンジャー』(13)、『君の名前で僕を呼んで』(17)のアーミー・ハマー、そして製作総指揮にはリドリー・スコットがあたるなど、ハリウッドを代表する豪華なキャスト・スタッフ陣が集結した。

今回、実際に船として機能するカルナック号の製作秘話を明かすインタビュー映像が解禁された。カルナック号は、全長約72メートル、幅約14.6メートル、高さ約12.8メートル、総重量225トンという圧巻のスケールで実際に建設された。撮影が始まる1年以上も前から鉄骨の製作が始まり、完成には約7か月の期間をかけて細部に至るまでこだわって制作された。「カルナック号は何よりもデザインが美しい」と言及するケネス・ブラナーは、前作『オリエント急行殺人事件』でも実際に列車や線路、駅までをもセットで完全に再現して撮影を行い壮大な世界観と映像美を作り上げている。

本作でもトーマス・クック社の複数の船をリサーチするなど試行錯誤を重ね、膨大な時間をかけたからこそ、ケネスは「より滑らかで、より危険で、よりスリムで、よりエレガントで、より命取りな船に仕上がったよ」と精巧な出来栄えに喜びを見せている。さらに「河水、川岸、空、音、動物、そういうまたたく間に脅迫的なものに変貌し得るようなありとあらゆるものを使ってこの物語を取り囲みたいと考えたんだ」と明かし、神秘の国エジプトのナイル川が愛憎が絡む殺人事件の舞台になるよう、スリルが高まる豪華客船を作り上げた。

そんなリアルな豪華客船にはガル・ガドットやエマ・マッキーら俳優陣も驚いたそう。第一の被害者となる大富豪の娘リネット役のガル・ガドットは「極め付きは内装。その完成度は次元が違う。どの部屋も細部までこだわっている」、リネットの親友ジャクリーンを演じたエマ・マッキーは「中に入って息をのんだわ」、リネットの同級生ロザリーを演じたレティーシャ・ライトは「家具もジュエリーも全部あった」と話すように、船内は客室や、ダイニング、ラウンジ、バーなどが全て完全に再現されているという見事な完成度。

姪のロザリーがマネージャーを務める歌手サロメ・オッタボーンを演じたソフィー・オコネドーは「居心地が悪いほど豪華」、ポアロの友人ブークの過保護な母親ユーフェミアを演じたアネット・ベニングは「見事の一言ね」と感銘を受けていた。危険な香りが漂う殺人事件の舞台“カルナック号”にも注目だ。

インタビュー映像

『ナイル殺人事件』は全国で公開中!
監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー、ガル・ガドット、アーミー・ハマー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2022 20th Century Studios. All rights reserved