「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第8弾 東京喜劇『任侠サーカス~キズナたちの挽歌~』」の製作発表が3月7日(月)に都内で行われた。

新橋演舞場5・6月公演として上演される「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第8弾 東京喜劇『任侠サーカス~キズナたちの挽歌~』」。出演者は座長の三宅裕司をはじめ、コント赤信号の渡辺正行、ラサール石井、三宅の盟友・小倉久寛、落語芸術協会会長で『笑点』司会の春風亭昇太、東京の喜劇人のDNAを受け継ぐ東貴博と深沢邦之が交互出演とまさに東京喜劇のオールスターズ。この新橋演舞場シリーズ第8弾に迎えるゲストは、2013年に出演し2度目となる浅野ゆう子と演舞場シリーズ初の男性ゲストA.B.C-Zの塚田僚一。2人は一癖も二癖もある一座メンバーたちとどんな化学反応を起こすのか―。

今回行われた会見には、三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、浅野ゆう子、塚田僚一(A.B.C-Z)が登壇した。2013年にゲストとして出演した浅野ゆう子と、新橋演舞場シリーズとなってから初の男性ゲストである塚田僚一をゲストに迎えて上演される本作。座長の三宅は「コロナが終わった後で、生の舞台に行く習慣が消えてしまったらどうしよう」と不安もあったというが、そんな中でも「劇場に来て、一つの笑いをみんなで共有する楽しさ、生の舞台のすばらしさを伝えなきゃいけない」と決意を語った。

まだ台本はできておらず、キャスト自身も直前に役柄を聞いたというが、三宅はあらすじを説明する中で特に力を入れて「塚ちゃん(塚田)のまわりにはとんでもないドラマが待ち受けています」と明かし、「ギャグがどこにでも入れられるストーリー。今までで最高の作品になる」と期待が高まるコメントも。そして塚田には「アクロを使ったギャグをやってもらおう」と構想を明かした。

その塚田は「自分ができることは、すべてステージ上で出したいと思っている。おもしろいかは自分で考えずに、バンバンやって三宅さんなどに見てもらって」とともに一つの演目を作り上げる覚悟を語り、「新しい自分が出てくるんじゃないかと思って楽しみです」と笑顔を見せた。

さらに、“今ここでできるアクロバットを使ったおもしろいことは?”という無茶ぶりに、塚田は「『熱海五郎一座』決まってうれしいワイ!」と見事なY字バランスを披露し、さすがの身体能力に拍手が起こった。これには三宅も「今のを本番で使いたいと思います」と即答するなど会見を盛り上げた。

また、今回2度目の出演となる浅野は「夢にまで見た『熱海五郎一座』」と熱い想いを語り、さらに「心から尊敬して、大好きなんです。座長から『出て』って声をかけてくれたのが本当にうれしい」と喜びをあらわにした。

本作「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第8弾 東京喜劇『任侠サーカス~キズナたちの挽歌~』」は、5月29日(日~6月26日(日)に全36公演が新橋演舞場にて上演される。チケットの一般発売は3月20日(日)10:00より電話予約・Web販売開始。

【写真・文/編集部】

「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第8弾 東京喜劇『任侠サーカス~キズナたちの挽歌~』」は2022年5月29日(日)~6月26日(日)に東京・新橋演舞場で上演!