本屋大賞受賞の傑作ベストセラー小説を映画化した『流浪の月』の脚本を書籍化した『流浪の月 シナリオブック』が6月に創元文芸文庫から刊行されることが決定した。

実力と人気を兼ね備えた俳優・広瀬すずと松坂桃李の2人が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳のときに誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文を松坂が演じる。いつまでも消えない“被害女児”と“加害者”という烙印を背負い、息を潜めるように生きてきた2人。誰にも打ち明けられない秘密をそれぞれに抱えたまま、15年後に再会した2人が選んだ道とは―。監督を務めるのは李相日。

映画『流浪の月』公開を記念して、脚本が6月に創元文芸文庫にて書籍化されることが決定した。巻末には、李監督と原作者・凪良ゆうとの特別対談も収録。原作ファンのみならず映画ファンも必携の一冊となる。

脚本の冒頭部分は東京創元社の総合文芸誌『紙魚の手帖Vol.04』(4月11日発売、現在発売中)にも掲載されている。同誌では「小説と映画でより深く楽しむ『流浪の月』の世界」と題した特集を組み、凪良ゆうと主演の広瀬すず、松坂桃李による特別鼎談も掲載されている。

『流浪の月 シナリオブック』
2022年6月13日刊行
凪良ゆう/李相日
レーベル:創元文芸文庫
判型:文庫判
ISBN:978-4-488-80303-2
Cコード:C0193
文庫コード:LA-な-1-2
 東京創元社 書籍ページ
※発売日は地域・書店によって前後する場合がある

『流浪の月』は2022年5月13日(金)より全国で公開!
脚本・監督:李相日
出演:広瀬すず、松坂桃李/横浜流星、多部未華子/趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子/柄本明
配給:ギャガ
©2022「流浪の月」製作委員会