BLでつながる17歳と75歳―映画『メタモルフォーゼの縁側』の原作者・鶴谷香央理による描き下ろし“撮影現場潜入レポート漫画”が公開され、併せて「コミティア140」限定でポストカード特典付きムビチケの発売が決定した。


2017年に連載が始まって以降、じわじわと話題を呼び「このマンガがすごい!」「文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」など数々の漫画賞を受賞した鶴谷香央理の漫画「メタモルフォーゼの縁側」を実写映画化した本作。主人公・佐山うららは、周囲に馴染めずひとりこっそりとBL漫画を読むことを毎日の楽しみにしている17歳の女子高生。もうひとりの主人公・市野井雪は、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人。雪がキレイな表紙に惹かれて買った漫画がBLだったことをきっかけに出会ったふたりが、一緒に漫画を読んで、一緒に笑って、一緒に泣いて、時には激論を交わし、BLで繋がった2人が育む年の差58歳の友情と挑戦が描かれる。うららを芦田愛菜、雪を宮本信子が演じる。

今回、本作の原作者・鶴谷香央理が、映画の撮影現場をレポートした描き下ろし漫画の1ページ目が公開された。映画の冒頭、主人公のうらら(芦田愛菜)がアルバイトをする書店で、あまりに綺麗な表紙に惹かれた雪(宮本信子)が初めてBL漫画を手に取るシーンの撮影現場を訪れた鶴谷が、その様子を漫画でレポート。初めて見る映画撮影の現場で感じたことを、原作と同様に優しいタッチのイラストでたっぷり描き下ろしている。漫画には、鶴谷の描くうらら役・芦田愛菜、雪役・宮本信子も登場。レポート漫画の続きは、今後、映画『メタモルフォーゼの縁側』公式Twitterで投稿される。

さらに、映画『メタモルフォーゼの縁側』が、主人公うららが出展する、自主制作漫画誌展示即売会“コミティア140”に、劇中さながら出展することが決定。5月5日(木・祝)に東京ビッグサイトで開催するコミティア140では、主人公たちが熱狂するオリジナルBL漫画「君のことだけ見ていたい」(作画:じゃのめ)のパネル展を実施。また、コミティア限定の特典として、「君のことだけ見ていたい」のキャラクター、咲良と佑真(作画:じゃのめ)のオリジナルポストカードセット付きの前売り券が販売される。

【コミティアは、プロ・アマを問わないマンガ描きたちが自主出版した本を発表・販売する展示即売会。5月5日(木・祝)(11:00~15:00)に東京ビッグサイト東1・2・3ホールにて第140回が開催される。

『メタモルフォーゼの縁側』は2022年6月17日(金)より全国で公開!
監督:狩山俊輔
出演:芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平(なにわ男子)、古川琴音、生田智子、光石研、汐谷友希、伊東妙子、菊池和澄、大岡周太朗
配給:日活
©2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会