『20歳のソウル』の「20歳の特別試写会」が5月10日(火)に都内で行われ、神尾楓珠、佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、池田朱那、佐藤浩市、秋山純監督が登壇した。

千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船soul」の誕生の裏側には、癌により20歳という若さで人生の幕を閉じた青年がいた。市立船橋高校吹奏楽部に所属する浅野大義(神尾楓珠)の担当はトロンボーン。活発で優しく、真っすぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、顧問・高橋健一先生(佐藤浩市)に影響を受けて心身共に成長していた。市船・野球部のために応援曲の作曲に挑戦する大義は作曲の難しさに葛藤しながらも「市船soul」が誕生。いざ試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ“神応援曲”と呼ばれる様になる。高校を卒業した大義は、高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学、夢に向かってキャンパスライフを過ごしていたが、そんなある日、大義の身体を異変が襲う―。

作品にちなんで“20歳になった時の思い出”について、「20歳になった瞬間に友達の家でウイスキーをラッパ飲みして、喉が焼けました」と振り返った神尾。20歳になったばかりの佐野は「まだメンバーとご飯に行ったりしていないので、仲いい人たちとご飯に行けたら」と語り、同じく20歳の池田は「まだ子供のままで変われていなくて、もっと大人になったんだと自覚を持ちながら理想の女性に近づけるようになりたい」と抱負を語った。

イベントでは、事前に集められた質問に登壇者が答えるコーナーが用意され、“大人になっても変わっていないことは?”という質問を引いた神尾は「笑顔がかわいい」と即答。これに佐野は「100点ですね」と称賛し、神尾は「昔のままだねって言われます」と理由を明かした。一方で、佐野が引いたのは“20歳を迎える24時に何をしていましたか?”という質問。これに佐野は「気づいたら11時くらいになっていたので、友達といるより家族で迎えたいと思って、リビングでテレビを見ていたら日をまたいでいました」と明かした。

“20年間で一番おいしかった食べ物は?”という質問を引いた池田は「牛タンです」と答え、同じ質問に神尾は「お母さんのオムライス」、佐野は「おばあちゃんの豚汁が大好き」と答えると、会場からは拍手が起こった。

また、佐藤は“まだ付き合ったことがありません。どうすればいいですか?”という質問を引き、「難しい…」と悩みつつ、「付き合った時が付き合った時でいいんです。焦らないで。このために待ってたんだという人がいます」と回答。神尾は「好きになろうと思わなくても、この人いいかもと思った人とうまくいけば」、また佐野は「まだ付き合ったことないんですか?じゃ俺と付き合う?」と会場を沸かせた。

最後に神尾は「主人公の浅野大義くんは20歳でこの世を去りましたが、見終わった後に大義くんが背中を押してくれるような作品です。特に20歳のみなさんには届くものがあると思っています」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『20歳のソウル』は2022年5月27日(金)より全国で公開!
監督:秋山純
出演:神尾楓珠、尾野真千子、福本莉子、佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、前田航基、若林時英、佐藤美咲、宮部のぞみ、松大航也、塙宣之(ナイツ)、菅原永二、池田朱那、石崎なつみ、平泉成、石黒賢(友情出演)/高橋克典、佐藤浩市
配給:日活
©2022「20歳のソウル」製作委員会