ミュージカル『ヘアスプレー』が9月に上演されることが決定した。

2020年7月に上演予定だったミュージカル『ヘアスプレー』。初の日本人キャストによる上演、主演・トレイシー役は渡辺直美、母親・エドナ役は山口祐一郎、と大きな注目と熱い期待を集めていた本作は、新型コロナウイルスの影響により残念ながら上演中止となった。そして今回、復活公演が実現。今年9月の東京公演を皮切りに、福岡・大阪・愛知の四大都市で上演されることが決定した。

ミュージカル『ヘアスプレー』は、1988年の映画『ヘアスプレー』(ジョン・ウォーターズ監督)をもとに、2002年にブロードウェイで開幕、トニー賞12部門ノミネート8部門受賞(主演女優賞、主演男優賞、助演男優賞、ミュージカル作品賞、演出賞、脚本賞、音楽賞、衣裳賞)した超人気傑作ミュージカル。2007年にはこのミュージカルをベースに再び映画化(アダム・シャンクマン監督)され、世界中で大ヒット。ジョン・トラボルタが主人公の母親を特殊メイクで演じたことも話題を呼んだ。

1960年代のアメリカ・ボルティモアを舞台に、明るくパワフルなビッグサイズの女の子がテレビのダンス番組出演を目指して奮闘。華やかで踊りだしたくなる数々のキラーチューンで彩られたエンターテインメント感あふれるストーリーの中に、人種・体型・性別の差別問題も絡めながら、自分らしく前向きに生きる大切さを訴えかける。

いつも前向きにキラキラと生きているダンスが大好きなビッグサイズの女の子・主人公トレイシー役は、世界で活躍する渡辺直美。渡辺直美は本作がミュージカル初主演となる。

キャスト

トレイシー/渡辺直美

ダンスが大好きなビッグサイズの女の子。

“モーターマウス”メイベル/エリアンナ

「コーニー・コリンズ・ショー」で月に一度行われる<ブラック・デー>の司会者。

リンク/三浦宏規

「コーニー・コリンズ・ショー」のスターダンサーで、トレイシーの憧れの人。

シーウィード/平間壮一

トレイシーの友人でダンスの名手。トレイシーにダンスを教える。

ペニー/清水くるみ

トレイシーの一番の親友。いつも一緒に「コーニー・コリンズ・ショー」を見ている。

アンバー/田村芽実

「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーで、トレイシーのライバル。

コーニー・コリンズ/上口耕平

「コーニー・コリンズ・ショー」の司会者。

ウィルバー/石川禅

トレイシーのよき父で愛妻家。

ヴェルマ/瀬奈じゅん

「コーニー・コリンズ・ショー」のプロデューサーで、アンバーの母。

エドナ/山口祐一郎

ビッグサイズで引っ込み思案なトレイシーの母。

スプリッツァー/川口竜也
ダイナマイツ/青野紗穂
ダイナマイツ/MARIA-E
ダイナマイツ/原田真絢
プルーディー/可知寛子
Mr.ピンキー/アレックス カワモト
リトル・アイネス/荒川玲和

岡田治己、Kosuke、篠本りの、高瀬雄史、髙橋莉瑚、田川景一、堤梨菜、東間一貴、福山葵衣、堀江慎也、MAOTO、松平和希、松谷嵐、森田有希、柳本奈都子、八尋雪綺

ストーリー

1960年代アメリカ、ボルティモア州に住むトレイシー・ターンブラッド(渡辺直美)は、ダンスが大好きでちょっぴりビッグサイズな女の子。彼女の夢は、大人気のテレビダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。そんなある日、トレイシーの元に番組で新メンバーを募集するニュースが飛び込んでくる。オーディションを受けたいと両親に懇願し、心配性でトレイシーと同じくビッグサイズな母のエドナ(山口祐一郎)に反対を受けながらも、自慢の髪型をバッチリ決めてオーディション会場へと向かう。しかし太っているという理由で一方的にオーディションの受験を拒否されてしまい――。

【スタッフ】
脚本:マーク・オドネル/トーマス・ミーハン
歌詞:スコット・ウィットマン
歌詞・音楽:マーク・シェイマン
演出:山田和也
翻訳:浦辺千鶴
訳詞:高橋亜子
音楽監督:八幡茂
振付:原田薫、NOPPO(s**t kingz)、MEDUSA
美術:松井るみ
照明:高見和義
音響:山本浩一
衣裳:神田百実
ヘアメイク:宮内宏明
歌唱指導:山口正義、ちあきしん
稽古ピアノ:宇賀村直佳、若林優美
オーケストラ:東宝ミュージック、ダット・ミュージック
演出助手:末永陽一
舞台監督:北條孝
アシスタント・プロデューサー:清水光砂
プロデューサー:尾木晴佳、馬場千晃
製作:東宝

【公演日程】
2022年9月17日(土)~10月2日(日) 東京建物Brillia HALL
10月7日(金)~10月18日(火) 博多座
10月23日(日)~11月8日(火) 梅田芸術劇場メインホール
11月12日(土)~11月20日(日) 御園座