漫画家・山本直樹による作品を城定秀夫監督が実写映画化した『ビリーバーズ』が7月7日より韓国・富川で開催される、富川国際ファンタスティック映画祭に出品されることが決定し、映画祭出品を記念して場面写真3点が解禁された。

常に先鋭的な作品を世に問い続ける漫画家・山本直樹が「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作『ビリーバーズ』を実写化した本作。過激な内容ゆえ実現不可能とも言われた本作の映像化に挑んだのは城定秀夫。監督自身が映画化を熱望し、長年ファンである山本直樹の世界観へ最大限のリスペクトを込めながらも、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交え、唯一無二の映像世界を作り上げた。主人公・オペレーターには磯村勇斗、副議長役に北村優衣、議長役には宇野祥平。監督は城定秀夫。

今回本作が出品されることが決定した富川国際ファンタスティック映画祭は、韓国北西部の都市・富川市で開催される、韓国では釜山国際映画祭に次いで2番目の歴史を誇る国際映画祭。首都ソウルと韓国第三の都市・仁川の間に位置する衛星都市である人口約90万人の富川市では、「文化特別市富川」をテーマに掲げ、漫画や映画、音楽など様々な文化芸術イベントが開催されている。富川ファンタスティック国際映画祭は1997年から始まり、上映作品を「ラブ、ファンタジー、アドベンチャー」をテーマに特化した“アジア最大のジャンル映画祭”として発展している。今年は7月7日から14日にかけて開催される。

磯村勇斗 コメント

富川国際ファンタスティック映画祭に出品されると聞き、とても嬉しいです。 同時に映画「ビリーバーズ」が韓国でどのように受け取って頂けるか、心が高鳴ります。 海を越え沢山の方にこの作品を知って頂けたら幸いです。

城定秀夫(監督)コメント

この度の出品、大変嬉しく 、光栄に思っております。
「ビリーバーズ」は過激で奇怪な映画ではありますが、ここで描かれているのは人間という生き物そのものですから、国境など関係なく楽しめるはずですし、そのつもりで作りました 。海を渡った「ビリーバーズ」が世界のみなさまにどう受け入れられるのか、今から楽しみです。

『ビリーバーズ』は2022年7月8日(金)よりテアトル新宿ほか全国で順次公開!
監督・脚本:城定秀夫
主演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹
配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS
©山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会
©山本直樹/小学館