『ザ・ロストシティ』の日本語吹替版完成披露試写イベントが6月14日(火)に都内で行われ、チャニング・テイタム演じるアラン役の吹替を担当した田中圭が登壇した。

主演でプロデューサーとしても牽引するサンドラ・ブロックが演じるのは、人生に後ろ向きな恋愛小説家ロレッタ。ロマンティックな冒険モノの新作がようやく完成、新刊の宣伝に強引に駆り出される。そこで作品の主人公を演じるアラン(チャニング・テイタム)の態度が鼻につき、イライラ絶頂。そんなロレッタの前に謎の億万長者フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)が現れ、突然南の島に連れ去られることに。彼は小説を読んで、彼女が伝説の古代都市「ロストシティ」の場所を知っていると確信したのだった―。誘拐事件を知り、真っ先に駆けつけたのはアラン。2人は南の島から脱出するためにしぶしぶ手を組むも、過酷な環境に予測不能のハプニングが連続。果たしてロストシティとは何なのか?彼らは「謎」を解き明かし、無事に抜け出すことができるのか―。

登場士には、劇中シーンをイメージして、手に持った花びらを投げてポーズを決め、会場を盛り上げた田中。吹替の仕事については「不思議でした」という田中だが、「どうすればチャニング・テイタムさんの感情に近くなるのかなとか、相手のことを考えながらやるんだけど、そんなに考えてもしょうがないみたいな、出来上がったものを忠実に」と普段の演技とは異なることで難しさもあったという。そんな本作の吹替については「台本と映像をいただいて、映画を見ながら読めたので準備ができて楽しかった」と振り返った。

“愛されキャラ”がピッタリということから起用された田中だが、“アランに似ているところは?”と聞かれると「テンパったときにあれくらいのキュートさを持っていたい」と共感もしていた様子。

イベントでは、田中が謎解きに挑戦。自身が吹替した映像を途中まで上映し、続きを答えることになると「謎でも何でもない」と自信を見せた田中だが、実際に映像が上映されると全く異なる回答をし、自分で吹き出してしまうほどだった。2本目の映像も本来のセリフとは全く異なる回答で会場を沸かせたものの「まだ(時間が朝)早いからですかね、普段以上にボケのキレが悪かったです(笑)」と話し、笑いを誘った。

最後に田中は「冒険したくなる、ワクワクする要素がいっぱい入っています。演出も、スケールの大きいボケも入っていますし、愛と冒険というテーマが入っていて、あっという間に終わってしまう映画です。112分の冒険を、ロレッタとアランと一緒に楽しんでもらえたら」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『ザ・ロストシティ』は2022年6月24日(金)より全国で公開!
監督:アーロン・ニー&アダム・ニー
出演:サンドラ・ブロック、チャニング・テイタム、ダニエル・ラドクリフ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ AND ブラッド・ピット
配給:東和ピクチャーズ
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