『この子は邪悪』の完成披露試写会が7月25日(月)に都内で行われ、南沙良、大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、玉木宏、片岡翔監督が登壇した。

本作は、『嘘を愛する女』や『哀愁しんでれら』、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』などクオリティの高い作品を輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品を映画化。過去の事故により心に深い傷を負った心理療法室の院長娘と、母の心神喪失の原因を探る青年が出会い、次第に恐ろしい出来事へと巻き込まれていく…。主人公・窪花を南沙良、大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、玉木宏らが共演する。監督・脚本を務めるのは本作が長編3作目となる片岡翔。

最初に本作の脚本を読んだ際には「先の展開が想像できなかった」と言う主演の南は「現場に入るのが楽しみだと思いました」と振り返った。大西は「初めての映画かこんなにすごい世界観の映画なんだと衝撃もありましたし、台本見ただけじゃわからないような、初めて触れあったような作品だったので、携われるワクワク感とドキドキ感で幸せでした」と振り返った。そんな役どころに「(演じた役は自身より)4歳年下なのに大人っぽい、正義感がある子で、20歳の僕でも憧れる」と明かした。

撮影現場では話す機会がなかったという幼馴染役の南と大西だが、「一つだけしかエピソードがない」というエピソードについて「目薬のさし方を教えてくださった」と言う大西は、「南さんはまっすぐに(前を)見てさすんです。衝撃を受けて、かっこいいなと思って、やり方を教えてもらった。習得してメンバーの前でやったら、『おれにも教えて』とメンバーがたかってきて一躍有名になりました」と明かすと、南は「眼球にさしてます。メイクが崩れない」と前を向いて目薬をさすメリットを語ったが、玉木からは「それは間違ってるんじゃないかな?ささってるんだもんね」とツッコミが入り、会場を沸かせた。

そんな2人に玉木は「芯がしっかりしていて頼りがいがある」と称賛。大西との共演については「なにわ男子としてデビューする前で、いずれ有名になって忙しくなっていくんだろうと思っいたらデビューして、今は大忙しだなと。親心で見届けています。現場では器用で順応していく。ちょっとしたアクションもあったんですけどちょっと教えただけですぐできちゃう」とコメント。大西は「なにわ男子の事を聞いてくださったりとか、その会話があるおかげで変な緊張感なく、お芝居もすんなりと入ることができて。立ち回りも分かりやすく教えてくださった。めちゃくちゃ声がいいので癒されながら、いつかこういうたくましい大人になりたい」と憧れを語った。

作品のタイトルにちなんで、“邪悪な部分”をフリップで発表。「夜更かし」と書いた南は「好きなことをしたりすると朝になっちゃう。仕事も朝早くて困ってるんです」と明かし、笑いを誘った。「自分の話ばかり」と書いた大西は「1対1でメンバーとご飯に行ったりすると、特に藤原丈一郎とご飯に行く機会が多いんですけど、丈くんも暇さえあればしゃべっているお話が好きな人で。その話の中に入っているキーワードで自分の話が思いついちゃってすぐに話し切っちゃった莉するんです。それを2、3回くらい繰り返しちゃっていて『流星って人の話聞かんよな』って説教されました」と明かし、笑いを誘った。

最後に南は「想定外のラストを想像して、予想しながら見ると楽しめると思います」、片岡監督は「2017年の初夏くらいに書き始めて5年かかりました。全てを詰め込んだ話で、こんなに素敵な方々が出演してくださり、感激で胸がいっぱいです」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『この子は邪悪』は2022年9月1日(木)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督・脚本:片岡翔
出演:南沙良/大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、渡辺さくら、桜木梨奈、稲川実代子、二ノ宮隆太郎/玉木宏
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2022「この子は邪悪」製作委員会