南沙良主演映画『この子は邪悪』の本編映像と場面写真が解禁された。

本作は、『嘘を愛する女』や『哀愁しんでれら』、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』などクオリティの高い作品を輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品を映画化。過去の事故により心に深い傷を負った心理療法室の院長娘と、母の心神喪失の原因を探る青年が出会い、次第に恐ろしい出来事へと巻き込まれていく…。主人公・窪花を南沙良、大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、玉木宏らが共演する。監督・脚本を務めるのは本作が長編3作目となる片岡翔。

ある日突然、父・司朗(玉木宏)が5年ぶりに目を覚ました母・繭子(桜井ユキ)を連れて家に帰って来る―。今回、久々の家族団らんを喜ぶ家族とは裏腹に、別人のような母に違和感を覚える花(南沙良)の様子を収めた本編映像と、桜井ユキの場面写真が解禁された。

脚を引きずりながら廊下を歩いてくる司朗が「月、花。奇跡が起きたよ」と言うと、ゆっくり歩いてきたのは繭子だった。「お母さんだよ。目を覚ましたんだ」と嬉しそうに言う司朗。不思議そうに「お母さん…?」と呟く妹・月だったが、「月…花…」と震える声で言う繭子に、駆け寄って抱き着く。感動の再会に涙を流す繭子は「花…花もおいで…」と声を掛けるが、呆然とする花。司朗に促されて繭子に近付き、抱きしめられる花に対し、「これからは家族みんな、ずっと一緒だからな…」と司朗も泣きながら全員を抱き締める。しかし、花だけが違和感を覚えていた…。

片岡監督は物語の中心となる窪家は最初に洋館をイメージしていたが、美術からの「あえて和風にしたら面白いのでは?」というアイデアにより、埼玉県川口市にある障子や飾り絵が美しい日本家屋に決定。さらに、作家・澁澤龍彦の自宅を参考に洋風なソファなどの家具を置く事で、和洋折衷なテイストが生まれた。

本編映像

『この子は邪悪』は2022年9月1日(木)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督・脚本:片岡翔
出演:南沙良/大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、渡辺さくら、桜木梨奈、稲川実代子、二ノ宮隆太郎/玉木宏
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2022「この子は邪悪」製作委員会