南沙良主演映画『この子は邪悪』の本編映像と場面写真が解禁された。

本作は、『嘘を愛する女』や『哀愁しんでれら』、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』などクオリティの高い作品を輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品を映画化。過去の事故により心に深い傷を負った心理療法室の院長娘と、母の心神喪失の原因を探る青年が出会い、次第に恐ろしい出来事へと巻き込まれていく…。主人公・窪花を南沙良、大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、玉木宏らが共演する。監督・脚本を務めるのは本作が長編3作目となる片岡翔。

今回、似通った境遇の2人が友達になるシーンを切り取った本編映像が解禁された。父・司朗が営む心理療法室で飼っているウサギが逃げ出し、慌てて追い駆けた主人公・花が目にしたのは、ウサギを抱いている幼馴染・純だった。花を見上げた純は「かわいいね、やっぱりウサギ飼ってたんだね」と話し、続けて「ねぇ、僕と友達になってくれない?」と声を掛ける。突然の出来事に茫然とする花は「え?」と聞き返すが、慌てた純は「ごめん、5年前の事故の事をネットで知って…」と言い、「どうして…」と聞く花に、「いや、違うんだ、たまたま見つけちゃって。何か、僕と似てるなぁって思って。僕も、お母さんが病気で、ずっと話す事も出来ないんだ」と純が言う。純の告白に一瞬言葉を失う花だったが、純が「ちょっ、くすぐったいよ」と無邪気に笑う姿を見て、安心して僅かに微笑む花だった。

1年前の7月7日(水)にクランクインを迎えた撮影では、35℃を超える真夏日が続き、繊細なウサギを扱うためには温度調整が必須だった。しかし、物語の中心となる窪家は古い家屋だった事もあり、エアコンが設置されていなかったため、現場にはスポットクーラーが多数用意され、スタッフ総出でウサギ用の環境整備が行なわれた。そんなウサギとの撮影は、キャスト陣にとって一服の清涼剤になったようだ。

本編映像

『この子は邪悪』は2022年9月1日(木)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督・脚本:片岡翔
出演:南沙良/大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、渡辺さくら、桜木梨奈、稲川実代子、二ノ宮隆太郎/玉木宏
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2022「この子は邪悪」製作委員会