『異動辞令は音楽隊!』の初日舞台挨拶が8月26日(金)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、阿部寛、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、モトーラ世理奈、内田英治監督が登壇した。

物語は、コンプライアンスを問われるこの時代に犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司(阿部寛)の行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から警察内広報課・<音楽隊>への異動辞令という青天の霹靂から始まる。主演は阿部寛。阿部が演じるのは“捜査一課で現場一筋の鬼刑事”。監督は第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか数々の賞に輝いた『ミッドナイトスワン』を手掛けた内田英治監督。本作は監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で、わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生き様を、その警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせ生まれたヒューマンドラマ。

「嬉しいです」と一言に込めて挨拶した阿部。本作では「だんだん音楽を好きになっていく」というシーンが好きだと言う阿部。同シーンに出演する清野は「葛藤が苦しい」と振り返った。阿部との共演については「どの合間にもドラムのスティックを持って練習をされていて、その姿に勇気をもらえた。すごくかっこいいなと思いましたし、私ももっとトランペットをがんばっていこうと前向きにさせていただきました」と明かした。

そのドラムについて阿部は「終わった時に一瞬“買おうかな”と思った。いまだに悩んでます。本当に好きになった」と明かした。同じく撮影でドラム経験がある磯村は「難しさを知っているからこそ、阿部さんのドラムの姿は本当にかっこよくて鳥肌が立ちました」と称賛した。

「マーチングの練習がめちゃくちゃ暑くて。上から撮ってる画がドローンで撮っていたのでちょっとずれたら目立つ。何度も続いて大変でした」と苦労があったという清野は「クランクインする前に集まってマーチングの練習をしていました」と、演奏以外の面でも大変なことが多かった様子。

作品の内容にちなんで“なんで自分が?”という内容を発表。“なんでドラムを?”と書いた阿部は「楽器を苦手としていて、ドラムが一番苦手意識が強かった。自分にそういう役が来てほしくないというものだったのでなんでドラムをやるんだろうと」と言うと、内田監督は「阿部さんだったらドラムだろうと。個人的にはドラムが好きで、自分が好きなパートをやってもらおう」と決めたという。

一方で「吹く楽器を経験したことがなくて、何でトランペットなんだろうと思いました」という清野は「いろんな音が出ていくと楽しくなってきて、実際もっとやりたいなという気持ちになった」と心境の変化もあったという。

最後に阿部は「笑って泣けたりする映画だけど、内田さんらしい繊細な部分が含まれています。試写会で自分が知らない間に涙が出たのは初めてです。人生何度でも挑戦できる、ステージを変えても生きていける。若い人もそうだと思うので、生きづらく生きている人もヒントがあると思うので見ていただきたいです」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『異動辞令は音楽隊!』は2022年8月26日(金)より全国で公開!
脚本・監督:内田英治
出演:阿部寛、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、板橋駿谷、モトーラ世理奈、見上愛、渋川清彦、酒向芳/倍賞美津子
配給:ギャガ
©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会