Netflix映画『ホワイト・ノイズ』と『バルド、偽りの記録と一握りの真実』の日本版キービジュアルが同時解禁された。

本年度のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されている映画『ホワイト・ノイズ』が12月30日(金)より、映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』が12月16日(金)よりNetflixで独占配信される。同映画祭のオープニング作品にも選出された『ホワイト・ノイズ』は、『マリッジ・ストーリー』(19)のノア・バームバック監督・脚本&アダム・ドライバー主演で贈る“死”がテーマの風刺的な人間ドラマ。『バルド、偽りの記録と一握りの真実』は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(15)、『レヴェナント:蘇えりし者』(16)でアカデミー賞監督賞に輝いたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督による自叙伝的なノスタルジック・コメディ。

今回、アカデミー賞をはじめとする賞レースを賑わせること必至な2作品の日本版キービジュアルが同時解禁された。『ホワイト・ノイズ』は、これまでのバームバック監督のイメージを覆す“新境地”を感じさせる一面がオレンジ色に染まり人物の陰だけを映した不穏なビジュアル。イニャリトゥ監督の自伝的要素が強く“新境地”を感じさせる『バルド、偽りの記録と一握りの真実』も、真っ赤な色合いの中に男がひとり、踊っているようにも佇んでいるようにも見えるインパクト抜群なビジュアルだ。

作家ドン・デリーロの同名小説が原作の『ホワイト・ノイズ』は、化学物質の流出事故に見舞われ、死を恐れ錯乱してしまった大学教授(アダム・ドライバー)が、命を守るため家族とともに逃走する姿を描く、叙情的で不条理な物語。現代に生きる家族が“死”を身近に感じる環境下で、愛や幸福といった普遍的なテーマに向き合っていく。印象的な色合いに包まれたビジュアルでは、家族が不穏な非日常に巻き込まれていく姿をビビッドに切り出している。「スター・ウォーズ」シリーズのカイロ・レン役で知られるアダム・ドライバーや、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の“ウォーマシン”役でおなじみのドン・チードル、グレタ・ガーウィグなど、確かな実力を誇る名優陣が集結し贈る、賞レースの大本命にもなり得る壮大な人間ドラマに注目だ。

『ホワイト・ノイズ』

アカデミー賞では脚本賞や特別業績賞、そして2度の監督賞に輝くイニャリトゥ監督が『レヴェナント:蘇えりし者』以来、再び手掛ける長編映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』は、ある男の壮大な心の旅路をテーマにしたノスタルジック・コメディ。LAから故郷に戻ったメキシコの著名なジャーナリスト兼ドキュメンタリー映画製作者の主人公シルベリオ・ガマ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)が、自らの内面や家族との関係、そして自分の愚かすぎる“ある過去”などの問題と向き合いながら、生きる意味を見つけていく。ストーリーの全貌は未だ謎に満ちているが、メキシコにあるイニャリトゥ監督の故郷で撮影が行われる等、自伝的要素が強いとされており、数々の映画賞を受賞してきたイニャリトゥ監督の集大成的な作品になることも期待されている。

『バルド、偽りの記録と一握りの真実』

これまでも『ROMA/ローマ』(18)、『アイリッシュマン』(19)、『Mank/マンク』(20)、『マ・レイニーのブラックボトム』(20)、そして昨年は『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)、『ドント・ルック・アップ』(21)など、毎年賞レースを賑わせてきたNetflix映画作品。今年もこの2本だけでなく、ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門には、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)のパロマ役や『グレイマン』(22)の記憶も新しいアナ・デ・アルマスがマリリン・モンローを演じる『ブロンド』(9月28日より配信)や、ひとりの少年が殺害されたことをきっかけに巻き起こる争いを描いた“悲劇”のフランス映画『アテナ』(9月23日より配信)が選出。“アウト・オブ・コンペティション”では、デンマークのNetflixシリーズ『Copenhagen Cowboy(原題)』などが選ばれ、珠玉の作品群が勢揃い。Netflixが今年新たに贈る作品群に世界中の注目が集まっている。

『ホワイト・ノイズ』予告編

Netflix映画『ホワイト・ノイズ』12月30日(金)より独占配信
Netflix映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』12月16日(金)より独占配信
Netflix映画『ブロンド』9月28日(水)より独占配信
Netflix映画『アテナ』9月23日(金)より独占配信
Netflixシリーズ『Copenhagen Cowboy(原題)』近日独占配信