ホテル雅叙園東京では、10月1日(土)から11月27日(日)までの期間限定で、映画『線は、僕を描く』とのタイアップ企画「線は、僕を描くat百段階段~色彩空間で観る水墨画の世界~」を、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」で開催する。

青春芸術小説「線は、僕を描く」(砥上裕將著/講談社文庫)を実写映画化した本作。『ちはやふる』を青春映画の金字塔に仕立て上げた小泉徳宏監督を筆頭にした製作チームが再結集。主演は横浜流星。とあるきっかけで水墨画と出会い、学ぶことでその世界に魅了されていく主人公・青山霜介役に臨む。霜介と出会いライバル心を抱くようになる篠田千瑛を清原果耶が演じる。

本企画では、1935(昭和10)年に建築された東京都指定有形文化財「百段階段」を舞台に、水墨画の技法をはじめ、映画で登場するさまざまな作品を展示。文化財「百段階段」の色鮮やかな部屋だからこそ際立つ、白と黒で描かれる水墨画の世界を堪能することができる。

色彩空間で観る水墨画の世界


階段廊下に連なる7つの会場は、それぞれ異なる芸術家が手掛けた“極彩色”の空間。墨の濃淡や、かすれ、滲みだけで表現された“無彩色”の水墨画は、贅を極めた色鮮やかな会場だからこそ、浮かび上がるように目を引く。単色と多色の見事な対比を堪能できる。

水墨画の魅力に迫る


歴史や技法、道具のほか、水墨画を学ぶときに必ず手本となる画材“四君子”にまつわる内容などを、水墨画になじみのない方にもわかりやすく紹介。狩野芳崖や橋本雅邦、下山観山といった先人の作品をはじめ、本作原作者である砥上裕將氏の作品、さらに、映画の撮影において水墨画の監修を担った小林東雲氏の作品などさまざまな展示を愉しむことができる。

映画のシーンを再現した空間展示


映画に登場する作品の特別展示に加え、文化財「百段階段」の一室に劇中に登場するアトリエを再現。臨場感あふれる展示は、これから始まる映画への期待感を与え、また鑑賞後には感動が蘇り、繰り返し訪れたくなる空間演出となる。

「線は、僕を描くat百段階段~色彩空間で観る水墨画の世界~」開催概要
期間:2022年10月1日(土)から11月27日(日)※会期中無休
時間:11:00~18:00(最終入館17:30)
会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
料金:当日券 1,200円/学生 600円(要学生証呈示)/未就学児無料/特別前売券 1,000円(※9月30日(金)まで(館内販売は16:30まで))
販売:ホテル雅叙園東京/公式オンラインチケット
主催:ホテル雅叙園東京
協力:砥上裕將・小林東雲・講談社
URL: こちら
※料金は全て税込み。
※画像は全てイメージ。
※企画展において映画の上映は行っていない。

『線は、僕を描く』は2022年10月21日(金)より全国東宝系にて公開!
監督:小泉徳宏
出演:横浜流星、清原果耶、細田佳央太、河合優実、矢島健一、夙川アトム、井上想良/富田靖子、江口洋介/三浦友和
配給:東宝
©砥上裕將/講談社 ©2022映画「線は、僕を描く」製作委員会