10月24日(月)に開幕する第35回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門上映作品が発表され、併せて予告編が解禁された。

昨年からメイン会場を日比谷・有楽町・銀座エリアに移し、今年は会場を大幅な拡大して開催される第35回東京国際映画祭。今回解禁された約60秒の予告編には、オープニング作品の『ラーゲリより愛を込めて』とクロージング作品の『生きる LIVING』の他に、世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画大作の最新作などを上映する「ガラ・セレクション」部門の全14本中13本の映像が収められている。昨年から始まったガラ・セレクション部門は、昨年は全て洋画作品の10本だったが、今年は邦画作品4本の入った14本。まさに国際映画祭にふさわしい国際色豊かなラインナップとなっている。

また、予告編には、壮大なサウンドスケープで音楽ファンを魅了する、日本発・世界基準のロックバンドNewspeakによる新曲「Bonfire」が第35回東京国際映画祭フェスティバルソングとして使われている。全編英語詞で邦楽・洋楽といった垣根を越えた圧倒的なスケール感のある楽曲は今年の東京国際映画祭のテーマである「飛躍」にマッチしたものになっており、世界中の映画の映像と相まった音風景が今年の映画祭への期待感を煽る。

NewspeakボーカルRei コメント

映画には、感情を呼び起こして人生を彩る力があると思っていて、音楽にも通ずるものがあると信じています。
実際自分も映画には何度も救われていて、映画からインスピレーションを得て楽曲を制作することが多くあるので、今回こういった形で国際的な映画祭に携わることができてとても光栄です。
実はフェスティバルソングとなった「Bonfire」の曲中にも、ある映画で使われていた言葉を引用しています。
東京国際映画祭のフェスティバルソングに起用してもらい、少しでも映画に対しての恩返しになればと思います。

予告編

ガラ・セレクション部門作品一覧

オープニング『ラーゲリより愛を込めて』
瀬々敬久監督/二宮和也、北川景子/2022年12月9日公開/東宝

クロージング『生きる LIVING』
オリヴァー・ハーマナス監督/ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド/2023年春公開/東宝

『アムステルダム』
デヴィッド・O・ラッセル監督/クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン/2022年10月28日公開/ウォルト・ディズニー・ジャパン

『そして僕は途方に暮れる』
三浦大輔監督/藤ヶ谷太輔、豊川悦司、原田美枝子/2023年1月13日公開/ハピネットファントム・スタジオ

『イニシェリン島の精霊』
マーティン・マクドナー監督/コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン/2023年1月27日公開/ウォルト・ディズニー・ジャパン

『バルド、偽りの記録と一握りの真実』
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督/ダニエル・ヒメネス・カチョ、グリセルダ・シチリアーニ/公開日未定/Netflix

『神探大戦』
ワイ・カーファイ監督/ラウ・チンワン、シャーリーン・チョイ、レイモンド・ラム/公開日未定/配給未定

『ドント・ウォーリー・ダーリン』
オリビア・ワイルド監督/フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、クリス・パイン2022年11月11日ワーナー・ブラザース映画

『フェアリーテイル』
アレクサンドル・ソクーロフ監督/ローター・ディーグ(声)、ティム・エッテルト(声)/公開日未定/未定

『ザ・メニュー』
マーク・マイロッド監督/アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト、レイフ・ファインズ/2022年11月18日公開/ウォルト・ディズニー・ジャパン

『母性』
廣木隆一監督/戸田恵梨香、永野芽郁、大地真央/2022年11月23日公開/ワーナー・ブラザース映画

『ザ・ノースマン(原題)』
ロバート・エガース監督/アレクサンダー・スカルスガルド、ニコール・キッドマン、アニャ・テイラー=ジョイ/公開日未定/パルコ ユニバーサル映画

『月の満ち欠け』
廣木隆一監督/大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ/2022年12月2日公開/松竹

『あちらにいる鬼』
廣木隆一監督/寺島しのぶ、豊川悦司、広末涼子/2022年11月11日公開/ハピネットファントム・スタジオ

『ホワイト・ノイズ』
ノア・バームバック監督/アダム・ドライバー、グレタ・ガーウィグ、ドン・チードル/公開日未定/Netflix

特別上映『モリコーネ 映画が恋した音楽家』
ジュゼッペ・トルナトーレ監督/エンニオ・モリコーネ、クリント・イーストウッド、クエンティン・タランティーノ/2023年1月公開/GAGA

第35回東京国際映画祭は2022年10月24日(月)~11月2日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催