ドキュメンタリー映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』の本編ナレーションを岡田准一が担当することに決定し、併せて本予告映像とポスタービジュアルが解禁された。

2021年、登山界のアカデミー賞、登山界最高の栄誉といわれる、「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初受賞、ラインホルト・メスナーやダグ・スコット、ヴォイテク・クルティカなどと並んでクライミングの歴史にその名を刻むこととなった日本を代表する登山家・山野井泰史。本作は、世界の巨壁に《単独・無酸素・未踏ルート》で挑み続けた彼の足跡を、貴重な未公開ソロ登攀映像や生涯のパートナーである妻・妙子への取材、関係者の証言などとともに振り返る《渾身》のドキュメンタリー。

今回、本編ナレーションを岡田准一が担当することが決定した。時代劇からアクションまで、スケールの大きな役柄に挑戦し続ける日本を代表する俳優・岡田准一は山好きとしても知られている。山岳映画の傑作『エヴェレスト 神々の山嶺』(16)でも主演を務めた岡田。本編中には、『エヴェレスト 神々の山嶺』の山岳コーディネーターで友人でもある今井健司さん(2015年、ヒマラヤで行方不明)の姿も映っており、思わず言葉に詰まってしまう瞬間もあり、その語りには、常に自然と対峙し乗り越えていく“クライマーという存在”への敬意と共感が込められていて、観るものの胸に“極限の挑戦”についての深い余韻を残す仕上がりとなっている。

併せて解禁されたポスタービジュアルは、過酷な挑戦を続け、今も尚クライマーとして垂直と闘い続ける人間・山野井泰史の近影を全面に起用。そして、山野井泰史その人を《極限の人》と表現したインパクトあるキャッチコピーが採用されている。

岡田准一 コメント

僕自身山好きで、クライマーは憧れの存在。なかでも山野井さんは、混じり気のない眩しい存在で、その純度の高い生き方には美しさを感じます。日本が誇る、知ってもらいたい日本人の一人です。
今回、初めて”語り”という形でドキュメンタリー映画に参加しました。本編中にはヒマラヤで行方不明になった知人の姿も映っていて、言葉に詰まってしまう瞬間もありました。極限に挑むクライマーの“魂の震え”を感じ、勇気がもらえるドキュメンタリーです。是非、ご期待ください。

本予告映像

『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』は2022年11月25日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国で順次公開!
監督:武石浩明
配給:KADOKAWA
©TBSテレビ