『もっと超越した所へ。』のもっともっともっと超越!御礼舞台挨拶が10月31日(月)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、前田敦子、菊池風磨、原作・脚本を担当した根本宗子、山岸聖太監督が登壇した。

2015年スズナリで大評判となった傑作舞台「もっと超越した所へ。」を劇作家・根本宗子自ら映画脚本にし、クズ男を引き寄せてしまう4人の女性たちが、めんどくさい感情とキレッキレの本音をさらけ出しながら、エネルギッシュに生きる様を痛快に描く。恋愛間違えがちなデザイナー・真知子を前田敦子、その彼氏でやっかい系のヒモストリーマー・怜人にSexy Zoneの菊池風磨、子役上がりタレント・鈴には趣里、あざと可愛いボンボン・富を千葉雄大、金髪で内面も彼氏に染まるギャル・美和に伊藤万理華、ノリだけで生きているフリーター・泰造にロックバンド「OKAMOTO‘S」のドラマー、オカモトレイジ、シングルマザーの風俗嬢・七瀬に黒川芽以、落ちぶれた元子役俳優・慎太郎に三浦貴大と個性を発揮する実力派キャストたちが顔を揃える。

公開から2週間が経った本作だが、友人からの反響は?という質問に菊池は「友達からも来ましたね。だけどダメ出しをよくもらいました。体つきがヒモじゃない!っていうのを(笑)」と序盤から会場の笑いを誘った。また自身の出てる作品は冷静に見れるタイプだという菊池。本作品は自身に近い部分もあり、他作品に比べたら照れ臭いという感情は少なかったという。一方それとは逆だという前田は「喧嘩してるシーンはどうしても少しは自分が出ちゃうので、見てて少し恥ずかしかったです」と心境を語った。

劇中の内容を振り返る場面で菊池は「寝てるのを起こすところから修羅場って始まりません?朝起きてからで良いじゃないですか!」と修羅場が起こるタイミングに関して熱弁。また「ドッキリで脱がされることが多かったので正直僕は前貼りいらなかったんですよ」という菊池の発言に対し前田は「それは私が困りますよ!(笑)」とテンポの良い掛け合いもみられた。

根本は本作品を、音を立てながらでも気にせずに観れる「ポップコーン向きの映画」だと表現。驚かされることも多い本作品を「根性系SF」として幅広い層へ拡散してほしいと思いを語った。

誰が一番ノリノリだったかという問いかけに対し、終盤の撮影でも共演者に心を開いてなかったと暴露された菊池は「全然そんなことないです、一番開いてました」と発言。一方で前田は「最後のシーンとか気まずくてしょうがなかったです」と心境を打ち明けた。また菊池の印象について振られた山岸監督も「確かにみんなは楽しそうだったけど風磨くんの印象はあまりない」と発言。それに対し菊池は「そんなことないです!もし2回目を見ることがあったら、Sexy Zoneの時よりも僕イキイキしてますからぜひ見てください!」と意気込みを語った。

【写真・文/編集部】

『もっと超越した所へ。』は全国で公開中!
監督:山岸聖太
出演:前田敦子、菊池風磨、伊藤万理華、オカモトレイジ、黒川芽以・三浦貴大、趣里、千葉雄大
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2022『もっと超越した所へ。』製作委員会