幕張メッセで開催中の「東京コミコン2022」で11月26日(土)に行われたセレブ・ステージにジェームズ・マカヴォイが登壇した。

2016年の第1回から毎年海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、ポップ・カルチャーの祭典として熱狂と感動を積み上げてきた東京コミックコンベンション(東京コミコン)。今年は3年ぶりのリアル開催として、11月25日(金)~27日(日)に幕張メッセで開催される。

ステージエリアの2000席は超満員となり、後方には多くの立ち見も出る盛り上がりを見せたステージ中央に登場したジェームズ・マカヴォイは開口一番に「みんな今日は私のために時間を取ってくれてありがとう!」と挨拶。海外のコミコンにも滅多に参加しないというマカヴォイだが、今回東京コミコンに参加したことについて「日本は素晴らしい場所で、人々もお行儀が良くてやさしくて、他の国に無いような体験ができる場所です。コミコンを良く知らないので、参加するなら日本で参加したいと思っていたんです。チャンスがあれば日本に住みたいと思っています、家族次第ですが(笑)」と日本の印象を含めて語った。

若きプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア役を演じて代表作となった『X-MEN』シリーズについて「シリーズの中では『X-MEN:フューチャー&パスト』が一番好きです。いろいろな苦悩を抱えていたり大きな決断を迫られたり、犠牲を払ったり、人間という物を見せられたと思います。ウルヴァリンに『おまえなんかどっかいっちまえ』というシーンもお気に入りです(笑)」と明かした。

パトリック・スチュワートがチャールズ・エグゼビア役でマーベル・シネマティック・ユニバースの『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2020)に出演したが、若き日のプロフェッサーXとしての再演については「私は知らないです(笑)プロフェッサーX役で多くのベストフレンドを作ることが出来ました。でも私は前進し続けるのが好きなので、10年後15年後に向けてまた違う役をみなさんに見せていきたいです。プロフェッサーX役はもしやれるならもちろんやりますが、それはマーベルが決めることですし、マーベルを信じているので私はそれに従います」と語った。

また、24の人格を持つ主人公を演じた『スプリット』については「今日は24の中のジェイド(Tiktokにはまっている女子高生の性格)ですね(笑)1人の中にある24ものキャラクターを演じるアプローチは、とにかく24人になりきってから1人の人間の中に全部移しこみました。1つのキャラクターで24時間過ごして、それを24人分やって、また1人1人が何で生まれてきたかまで意識して演じました」と役作りについて語っている。

そんなマカヴォイだが、今後については「(演じたい役は)脚本次第」と言い、「でもコメディがやりたいです!後、前々から大好きなケン・ローチ監督の作品に出たいです!好きなジャンルで言うとSFが最高に好きです。宇宙や未知の生命体の話はワクワクします。ちなみに僕の一番のお気に入り映画は『エイリアン』、あとは『グーニーズ』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、さっきもクリストファー・ロイドさんとお話し出来て楽しかったです」と熱く語った。

【提供写真・オフィシャルレポート】

「東京コミックコンベンション2022」(東京コミコン2022)は2022年11月25日(金)~27日(日)に幕張メッセで開催!
 東京コミコン2022公式WEBサイト