『Endless SHOCK』の製作発表が1月16日(月)に都内で行われ、堂本光一、北山宏光、佐藤勝利、越岡裕貴、松崎祐介、中村麗乃、島田歌穂、前田美波里が登壇した。

2020年2月26日に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で『Endless SHOCK』の帝国劇場公演が中断し、同年に無観客で撮影された本編が2021年2月に全国の映画館で公開された。また、2020年9月・10月には大阪・梅田芸術劇場にて、本編のストーリーの3年後を描く『Endless SHOCK -Eternal-』を上演(2021年・2022年には帝国劇場で上演)。今回、『Endless SHOCK』本編と、『Endless SHOCK -Eternal-』が2作同時上演されることが発表された。ライバル役は佐藤勝利と北山宏光がWキャストで務める。

同時上演については「やりたいなというのは聞いていた」という北山だが、「決定したというのは今日(聞いた)」と明かし、佐藤も「決定はそうかもしれない」と笑った。その中で「同時にやるというのはスタッフが大変だと思う。あと稽古が非常に大変です」と話す堂本だが「両方楽しんでいただきたいという思いから、今年は両方やらせていただくことにしました」と語った。

以前出演したことで「(堂本に)鍛え上げられた」と話す佐藤は「成長を見せたい」と意気込みを見せた。北山は「2022年に演じたヒロミツという役を今年もっと超えられるようにがんばっていきます」と語った。今回初参加となる中村は「作品に真摯に向き合って大切に務めさせていただきたい」と意気込みを語った。

上演形態については「昼公演・夜公演ある日は、基本的には昼公演に本編をやって、夜公演に『-Eternal-』をやる」と考えを語る堂本だが、一方で「切り替えはしっかりとやっていかないといけない」とも語った。昼夜で異なる内容を演じることで苦労もあるが「『-Eternal-』という作品を通して、『SHOCK』という世界のすべてが消化されると思ってる」と同時上演への思いを語った。

ライバル役の北山と佐藤だが、佐藤は『-Eternal-』出演時を振り返り、「急に踊ってって言われることがある(笑)当日(振りを)入れて次の日から」と明かしつつも「喜びを感じる。喜びだったり、楽しさだったり、選んでいただけて嬉しかったと感じました」と語った。北山は「1公演が終わるとまたスタートに戻って。肉体と精神の強さを持っていないとできないと思った」と振り返った。

その佐藤について堂本は「勝利は役に合わないと思っている部分も去年はあったと思うけど立ち向かって、毎日探しながらステージに立っていたのが魅力的だった。見たことがない勝利を見れるのが魅力的」と言い、北山については「今までやってきたライバル役の誰とも違うアプローチをしてくる。そこがずるい。勉強熱心だなと思う」と語った。

一方で、堂本は「(中村)麗乃ちゃんは初めてですけど、リカの役は少女なんです。少女だった女の子が最後には一番大人に成長している役なので、すごく合ってると感じています」と期待を寄せた。その中村は昨年の『Endless SHOCK』博多座公演を鑑賞したといい、「きらびやかなショーや殺陣だったり、いろいろな要素がギュッと詰まっていると思った。絆や愛だったり、観終わった後に作品からもらうパワーがあって、明るい前向きな気持ちになったのを覚えていて。いつもと違う世界に連れていってくれる世界観に心を奪われて、この世界観で生きてみたいと思いました」と振り返った。

その中村は、初演時の堂本と同じく現在21歳。「初演の時生まれてないんだよね(笑)」と笑う堂本だが、「すごく背伸びしてた20代の頃。がんばらなきゃが先行して」と照れ笑いを浮かべつつ、「ここまでやれたのは来てくださるお客様がそこにいること。あとスタッフ・キャスト含め、またやれるんだと思うと、それが喜び」と笑顔を見せた。

最後に堂本は「同時上演という形を取らせていただきます。みんなで苦労して、一つ一つの積み重ねがステージ上で輝くものになると思うので、輝きをお客様に届けたいと思います。期待していただきたいと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

2023年4・5月帝国劇場公演『Endless SHOCK』『Endless SHOCK -Eternal-』は2作同時上演
出演:
佐藤勝利/北山宏光(Wキャスト)
越岡裕貴、松崎祐介
高田翔、原嘉孝
深田竜生、阿達慶
中村麗乃、石川直
前田美波里/島田歌穂(Wキャスト)