『Endless SHOCK』が4月22日(月)の昼公演で2000回を達成、記念カーテンコールが行われた。

2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける『SHOCK』。2024年は4・5月の帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)公演を皮切りに、7月・8月は梅田芸術劇場(本編のみ)、9月博多座(本編のみ)、そして11月には再び帝国劇場(本編のみ)と、過去に例のない期間の全国ツアーを予定している。そして、4月22日(月)の昼公演(『Endless SHOCK』本編)で、ついに堂本光一が「SHOCK」単独主演記録2000回を達成した。国内のミュージカルにおける単独主演記録1位を更新する大記録となる(演劇全般としては森光子さん主演「放浪記」の単独主演回数2017回が1位)。

堂本が単独主演回数2000回を達成した4月22日昼公演。上演が終わり、堂本が挨拶した後に通常のように幕が下りずに記念カーテンコールが行われ、くす玉から紙吹雪が舞い散る演出が行われた。前日の公演が終わるまで、この日が2000回公演だということを忘れていたという堂本は「(佐藤)勝利が教えてくれた。エレベーターで」と笑いを誘った。

また、井上芳雄からはビデオメッセージが寄せられた。「『SHOCK』が1回やるだけで大変な公演というのは光一くんから聞いて分かっているんですけど、それが2000回」と驚きを隠せない様子の井上は「積み重ねての2000回なので、本当におめでとういう気持ちしかないです」といい、「僕も『SHOCK』の回数が1個1個増えるたびに光一くんへの思いが1個1個増える」と笑いを誘い、仲の良さをうかがわせた。

さらに、2016年の『SHOCK』1400回にも駆け付けた市村正親がサプライズで登場し、市村から堂本に“2000”という数字が浮かぶ花束が贈られた。2016年の市村が主演を務めた『ミス・サイゴン』の帝劇公演千穐楽には堂本がお祝いにカーテンコールに登場したこともあり、『SHOCK』2000回の記念すべき日に2025年2月に休館を迎える帝国劇場の舞台に再び2人が揃った。

この日は劇場で観劇していたという市村は「「今日は特別な思いで見てた。涙が出た」と明かし、「光一が走り続けるならおれも走り続けるしかない」とコメントすると大きな拍手が寄せられた。さらに「これからも体を大事に最後まで乗り切ってください」とエールが贈られた。

最後に堂本は「2000回という大切な節目でみなさんがお祝いしてくださることは感謝しかないです。ここでのいろんな思い出がたくさんあるんですけど、ありすぎて思い出せない」と笑い、「今日も何かステージ上で毎日当たり前のことを当たり前にやる。それをやるのはすごく難しいこと。だけどみんなもそこに徹してくれていのももちろん感じるし、毎日その日の公演がベストだと言いましたけど、全員が実践してくれているんです。それを感じて、自分も気持ち負けないようにやろうと、お互いに相乗効果になっていると感じながら今日もやっていました」と語った。

さらに「支えを感じながら、今年で最後と言いましたけど、最後までやりきれるというのはとても幸せなことなので、みなさまからの愛情を大切に最後までやっていきたいと思っています。明日は2公演です!」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『Endless SHOCK』

【東京】帝国劇場 4月11日(木)~5月31日(金)
【大阪】梅田芸術劇場メインホール 7・8月
【福岡】博多座 9月
【東京】帝国劇場 11月