舞台は海へ―『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の特別映像が解禁された。

全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。ジェームズ・キャメロン監督が長年心血を注ぎ、新たな金字塔を打ち立てる作品『アバター』の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。舞台は第1作から約10年後、地球からはるか彼方の惑星パンドラの神秘的な世界。元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とパンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の子供たちからなる家族の物語。一家は神聖なる森を追われ海の部族に助けを求めるが、その楽園のような海辺の世界にも人類の侵略の手が迫っていた―。

主人公のナヴィ族・ジェイク・サリーとネイティリの養女であり、今後の「アバター」を担うであろう重要キャラクター〈14歳の少女キリ〉を、御年73歳の大女優シガニー・ウィーバーが演じている本作。今回、繊細な表現力と高度なパフォーマンスキャプチャーを駆使した撮影の全貌が明かされる特別映像が解禁された。映像では、キャメロン監督、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナら主要製作陣&キャストが「これぞ真の演技」「彼女の演技は“芸術”」などと感服している。

前作の戦いから10数年─。人間の体を捨ててナヴィになったジェイクは、ネイティリと家族を築いていた。生命と共鳴する不思議な力を持つ養女キリをはじめとして、優秀な長男・ネテヤム、彼に引け目を感じる次男・ロアク、末っ子・トゥク、そして人間の少年スパイダーもサリー家の兄弟同然に暮らしていた。だが地球人の侵略が始まり、サリー家は遥か彼方に住む海の部族のもとに身を潜めるも、次第に敵の手が迫り、新たな戦いが始まる。解禁された映像では、シガーニーがキリを演じる撮影時の姿が映し出されていく。

キャメロン監督の“無邪気な面があるから適役だ”の一言により役を引き受けたことを明かすシガニーだが、映像にうつる表情や動きは、まさに14歳の少女そのもの。これまで「エイリアン」シリーズや「ゴーストバスターズ」シリーズなど数多くの作品に出演してきた彼女だが、本作では「今までとは違う役づくりを心がけた。“シガニー”らしい要素を捨てるためにね。少女として毎日を過ごすのは楽しかった」と語っている。私生活で若者の動きを観察する他、自身のティーンエイジャー時代を振り返りながら難役に挑んだシガニーは「人間は14歳の頃からそれほど変わらない。当時の喜びや苦しみを鮮明に覚えているものよ。キリに心を奪われたわ」と振り返った。

シガニーの渾身の演技を目の当たりにしたジェイク役のサム・ワーシントンは「14歳と話している気分になったよ。少女になりきったシガーニーの演技に思わず引き込まれた」、ネイティリ役のゾーイ・サルダナは「彼女の演技は“芸術”だわ。それに見とれていると忘れてしまう。目の前の相手が長身で大女優だということをね」、再びパンドラへ脅威をもたらすクオリッチ役のスティーヴン・ラングは「イタズラ好きな少女みたいな女優さ。威厳があるけどドジな面もあるんだ」、プロデューサーのジョン・ランドーは「14歳を演じる姿に感服したよ。これぞ真の演技だ。時代を代表する大物女優さ」と口を揃えて大絶賛。

彼女を抜擢したキャメロン監督も「シガニーは14歳の少女を演じきった。完璧にね。10代の少女になりきっていた。それも、無意識なうちにね。驚かされたよ」と想像を超える彼女の才能に驚いており、劇場で本作を観る多くの人が、キリの心境の変化や成長、そして次第に覚醒していく姿に心を揺さぶられること間違いなしだ。キリをはじめとして、環境の変化に葛藤するティーンエイジャーの苦悩もエモーショナルに描かれる本作。今後の「アバター」を担うであろう新世代たちが紡ぐ感動のドラマに、目も心も奪われる映像体験に注目だ。

特別映像

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は全国で公開中!
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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