『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のワールドプレミアが12月6日[現地時間]にイギリス・ロンドンで行われ、キャスト・監督らが登壇した。

全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。ジェームズ・キャメロン監督が長年心血を注ぎ、新たな金字塔を打ち立てる作品『アバター』の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。舞台は第1作から約10年後、地球からはるか彼方の惑星パンドラの神秘的な世界。元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とパンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の子供たちからなる家族の物語。一家は神聖なる森を追われ海の部族に助けを求めるが、その楽園のような海辺の世界にも人類の侵略の手が迫っていた―。

今週末10日(土)には来日プロモーションが行われる本作のワールドツアーの幕開けとなるプレミアイベントが、ロンドンで開催された。イベントには、ハリウッドを代表する映画監督ジェームズ・キャメロン、長年彼の右腕を務めるプロデューサーのジョン・ランドーら制作陣をはじめ、前作の『アバター』より引き続き出演するジェイク・サリー役のサム・ワーシントン、ジェイクを支える妻・ネイティリ役のゾーイ・サルダナ、物語の鍵を握る少女・キリ役のシガーニー・ウィーバー、“海の部族”を率いる女性・ロナル役のケイト・ウィンスレット、再びジェイクらの前に立ちはだかるクオリッチ役のスティーヴン・ラングなどのキャスト陣が集結した。

約13年ぶりとなる「アバター」最新作の公開が迫る中、本作の舞台である“パンドラの海”をイメージしたブルーカーペットにジェームズ・キャメロン監督が登場。前作『アバター』では世界中の人々が“神秘的なパンドラの世界”に魅了されたが、キャメロン監督は「本作では、作り込まれたディテール、素晴らしい生物、共感できる先住民たちの文化、そして海の魅力に溢れる別世界に誘うことを約束します。前作よりもいい意味で胸が締め付けられる物語になっています。これが何のことなのか、是非観てもらわないとですね」と、前作超えの“感動”と“映像体験”を予感させる本作の魅力を熱弁。そして、今週末10日(土)に約10年ぶりの来日を控えるキャメロン監督は「コンバンワ!12月10日に日本に行きます!日本のファンの皆さんに会えるのを楽しみにしています。皆さんに『アバター』最新作を観てもらえるのが待ちきれません!」と、日本のファンに向けて熱烈なメッセージを送った。

黒いスーツをクールにキメて登場したジェイク役のサム・ワーシントンは「これらの物語は全てキャメロン監督の想像力から生まれている唯一無二のものなんだ。彼は常に新しいものに挑戦し、俳優たちを奮い立たせてくれる。本作では、さらにパンドラの世界、家族を広げた。いろんな感情を感じ取ってもらえると思う」と、キャメロンが描く物語を絶賛。

先住民ナヴィのような青色の装飾が目立つ煌びやかなドレスを見事に着こなしたネイティリ役のゾーイ・サルダナは「キャメロン監督は様々な方法を駆使して、私たちを演技に没頭させてくれる。彼と作品を作るたびに毎度とんでもないエネルギーを傍で感じることができるわ」と、キャメロンの徹底したサポートについて言及。本作で14歳の少女・キリを演じることが話題となっているシガニー・ウィーバーは「とてもエキサイティングだったけど、チャレンジでもあった。14歳の子を演じるためにたくさんの準備を行ったわ。学校を訪れて、彼らの生の声を聞いたりしたわ。長い時間をかけて遂に完成した本作や、キリの姿を世界に届けることができてとても嬉しい」と完成の喜びとともに、意外な役作り秘話を明かす。

前作のラストで致命傷を負い命を落としたはずのクオリッチ役として再び出演するスティーヴン・ラングは「もうすぐ東京に行きます!日本の友人と会うことになっているので、来日がとても楽しみです。日本の皆さんに本作を体験してもらえることが最高にワクワクします!」と、今週末の来日が待ちきれない様子。そして、アカデミー賞常連俳優のケイト・ウィンスレットも、華やかなドレスに身を包んで登場。『タイタニック』以来約25年ぶりにキャメロン作品へ出演するケイト・ウィンスレットは「彼は本当に類まれなフィルムメーカーであり、驚異的な物語を生むストーリーテラーでもあるの。こんな素晴らしい作品のオファーは、とても光栄だったわ」と歓喜。さらに「撮影では息を止めながら演技をすることが多かったの。難しかったけどやり遂げた時は最高の気分だった。7分15秒も止めれるようになったわ」と、驚異的な記録を告白した。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日(金)より全国で公開!
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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