社会派エンターテインメント作品を数多く手がける脚本家・野木亜紀子による新作オリジナルドラマ『連続ドラマW フェンス』に新垣結衣の出演が決定した。

本作で描かれるのは、2022年に本土復帰50年を迎え、今も世界最大規模の米軍基地を抱える沖縄の現在。W主演を務めるのは映画『勝手にふるえてろ』(17)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、『万引き家族』(18)で同賞の優秀助演女優賞を獲得するなど、確かな演技力で圧倒的な存在感を放つ、WOWOW初主演の松岡茉優と、アフリカ系アメリカにルーツを持ち、2015年にミックスとして初めてミス・ユニバース日本代表に選出され、差別や偏見を無くすための活動を続ける、WOWOW初登場にして初主演の宮本エリアナ。松岡演じる東京から来た雑誌ライター“キー”と宮本演じる沖縄で生まれ育ったブラックミックス“桜”がバディとなり、ある性的暴行事件の真相を追う、日本のドラマ史上初となる肌の色の違う女性バディがW主人公の連続ドラマ。

今回、本作に新垣結衣が特別出演することが決定した。新垣がWOWOWに出演するのは本作が初となる。新垣はこれまでに、野木亜紀子の脚本作である「空飛ぶ広報室」(13)、「掟上今日子の備忘録」15)、「逃げるは恥だが役に立つ」(16)、「獣になれない私たち」18)の4作品に出演。本作で5作品目の出演となる。

本作で新垣が演じるのは、沖縄の精神科医・城間薫役。精神科医として日々の業務を行いながら、性暴力被害者の支援団体に協力し、登場人物たちに大きな変化を与えるという重要な役どころだ。今年は映画化決定が話題となっている『正欲』(朝井リョウ原作)の公開も控えるなど、活躍の場を広げている新垣。本作でもどのような演技を見せてくれるのか必見だ。

新垣結衣(城間薫役)コメント

このような題材で作品を作るのはとても難しく勇気のいることだと思いますが、私は台本を読んで、各々の立場が抱える息苦しさや辛い現実だけではなく、個人に対しての希望や愛情を感じました。沖縄の人たちが皆それぞれの思いで、はたまた自分でも気づかないうちに少しずつ分け合って持っているであろう漠然としたしこりのようなもの。目に見えないフェンス。今より多くの人に知ってもらい、皆さんのすぐそばにあるものとして何か感じてもらえたらいいなと思っています。

『連続ドラマW フェンス』(全5話)は2023年3月19日(日)22時よりWOWOWで放送・配信開始!
監督:松本佳奈
出演:松岡茉優、宮本エリアナ/青木崇高、與那城奨(JO1)、比嘉奈菜子、佐久本宝、ド・ランクザン望、松田るか、ニッキー、Reina、ダンテ・カーヴァー、志ぃさー、吉田妙子、光石研