イランで実際にあった娼婦連続殺人事件から着想を得て描いた衝撃作『Holy Spider(原題)』が『聖地には蜘蛛が巣を張る』の邦題で4月14日(金)より公開されることが決定し、併せてポスタービジュアルが解禁された。

イランの聖地マシュハドで2000年から2001年にかけて16人もの犠牲者を出した“スパイダー・キラー”と呼ばれたサイード・ハナイによる売春婦連続殺人事件に基づき描かれた本作。監督を務めたのは、第71回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞した『ボーダー 二つの世界』(18)で映画界の注目を集めたイラン出身デンマーク、スウェーデンで活躍する鬼才アリ・アッバシ。主人公の女性ジャーナリストを演じたのは本作で第75回カンヌ国際映画祭女優賞に輝いたザーラ・アミール・エブラヒミ。

今回解禁された日本版ポスタービジュアルは、オリジナルポスターを踏襲しており、色鮮やかで複雑な織りのペルシャ絨毯に描かれているのは、劇中に出てくる“娼婦”をモチーフにしたデザインで本作の世界観を表現。邦題の『聖地には蜘蛛が巣を張る』は、殺人鬼につけられた“スパイダー”という呼び名と、アリ・アッバシ監督が飛行機の上空からマシャハドの街を見た際に、中心部にあるモスクから広がる街並みが、まるで「蜘蛛の巣」のように見えたという印象を受けて付けられた。そして「それは、一線を越える」というコピーが人間の深淵にある狂気と恐怖を予感させる。

『聖地には蜘蛛が巣を張る』は2023年4月14日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開!
監督:アリ・アッバシ
出演:メフディ・バジェスタニ、ザーラ・アミール・エブラヒミ
配給:ギャガ
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