『ONE PIECE FILM RED』のフィナーレ大宴<舞台挨拶>が1月28日(土)に丸の内TOEIで行われ、田中真弓、中井和哉、岡村朋美、山口勝平、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、宝亀克寿、名塚佳織が登壇した。

1997年より「週刊少年ジャンプ」にて連載開始した超人気コミック『ONE PIECE』(尾田栄一郎・著/集英社刊)。コミックスの全世界累計発行部数は5億部を超え、単行本は100巻の大台に乗り(1月10日現在、既刊104巻)、テレビアニメも1000話を突破。連載は昨年7月で25周年を迎え、ついに最終章に突入した。昨年8月6日(土)より公開された『ONE PIECE FILM RED』は1月10日(火)までに動員1379万人、興行収入190億円を突破している。

1月29日(日)をもって終映を迎える本作。今回の舞台挨拶には、麦わらの一味の声優陣であるルフィ役・田中真弓、ゾロ役・中井和哉、ナミ役・岡村明美、ウソップ役・山口勝平、チョッパー役・大谷育江、ロビン役・山口由里子、フランキー役・矢尾一樹、ブルック役・チョー、ジンベエ役・宝亀克寿、そしてウタ役の名塚佳織という10人が登壇した。

明日で公開から177日を迎えるというロングランを記録した本作。「こんなことは人生の中でも初めてだし、アニメ映画でも」と喜ぶ田中。チョーは「次の映画がプレッシャーになりますよ」と笑いを誘う場面も。

そんな本作の思い出として、日本武道館で行われたワールドプレミアでの出来事として「特効さんとの攻防」と書いた田中は「最後のセリフとして『仲間だ!』って言ったらすごい顔なんですよ。そこは『開幕だ!』がきっかけ台詞だったので、特効さんは間違ったところでやっちゃいけないから真剣な目で“違う”という目をして、私も(特効を)“出せよ”って見合っちゃって(笑)きっかけ台詞は大変だなという思い出です」と台詞が異なることで特効がなかなか出なかったエピソードを明かした。

同じくワールドプレミアで、サンジ役・平田広明とのエピソードとして「やらせバトル」と書いた中井は「『おれら2人がいがみ合うとみんな喜ぶから睨み合いとかしようぜ』と提案を受けまして。僕は先のほうまで歩いていて、途中からUターンしてにらみつけるという謎の動きを強いられまして。おかげさまで結構ネットニュースになって、さすが先輩どん欲だな」とエピソードを披露した。

大谷も日本武道館が思い出深かったようで「そこにいられたということで印象に残っています」と振り返った。ウタ役の名塚は「映画以外でもいろいろなところで歌を応援してくださって嬉しかった」と“ウタのライブツアー”の思い出を振り返った。

また、イベントでは演じるキャラクターをシャッフルして台詞を披露。最初に田中がジンベエの台詞を披露すると、ジンベエ役の宝亀は「まだまだだね」とコメントし、笑いを誘った。また、ナミ役の岡村がブルックの台詞を披露すると、ブルック役のチョーがアドリブでナミの台詞を披露するなど笑いを誘った。さらに中井がウタの台詞を披露すると、キャスト陣からは「かわいい!」という声が飛ぶなど、“フィナーレ大宴”にふさわしく会場は大盛り上がりとなった。

最後に田中は「今日来てくれたみんな、そしてライブビューイングで見てくれたみんな、おれたちの仲間だ!」とイベントを締めくくった。

【写真・文/編集部】

『ONE PIECE FILM RED』は全国で公開中! 
監督:谷口悟朗
配給:東映
©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会