舞台『トムラウシ』が2月4日(土)に東京・自由劇場で開幕した。

本作『トムラウシ』は、小説家・劇作家・演出家・シナリオライターとして幅広く活躍する“秦建日子”が書き下ろすオリジナル舞台作品。国による不当逮捕が横行していたある日、人気絶頂中の国民的俳優・大和仁(石黒英雄)もまた、ありえない理由で逮捕されてしまうところから物語が始まる。裁判所から下された判決は、100年の強制労働の刑。大和は、脱獄不可能といわれる雪山の牢獄“トムラウシ監獄”へと送られてしまう―。

トムラウシ監獄に収容されているのは、不当な理由で逮捕されている個性的な囚人たち。トムラウシ監獄には、監獄長である”ジョウスバエ・ウスグロ・カシワモチ“(角田信朗/宮迫博之<Wキャスト>)や、音波悠馬(細貝圭)などの看守たちが囚人たちの前に立ちはだかる。「簡単に諦めてんじゃねえよ」という台詞と共に“脱獄”を図ろうとする囚人たち。そこに現れる音波梨花(大湖せしる)・七海沙羅(伊藤純奈)・佐々木夢(山口真帆)という力強い女性陣にも乞うご期待ください。また、看守の“南部広海”役として日替わりゲストが出演。俳優の小出恵介やYouTuberの相馬トランジスタなどが各々の個性を生かした看守を演じる。舞台『トムラウシ』は、12日(日)まで上演。

秦建日子(脚本・演出)コメント

「トムラウシ」作演出の秦建日子と申します。
まだまだ、コロナ禍が終息したとは言えない状況の中、全員元気に初日を迎えられたことを安堵しております。
今回、稽古をしながら、あえて今、演劇をやる意味についてずっと考えていました。
今やることに意味がある。
今やるのでなければ意味がない。
そう胸を張れる作品でなければ、わざわざみんなで作る必要がない。
そんなことを考えていました。
それに対する、自分の答えが、この「トムラウシ」です。
全員にドラマがあります。
全員が主役です。
たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。

石黒英雄(大和仁役)コメント

早く本番がやりたいと言う気持ちでした。皆さんに見て頂くのが仕事なので、とても初日を楽しみにしておりました。全身全霊で大和仁を演じさせていただきます。
こんなのおかしい、事実と違うのにこんなことがあっていいの?
そんな現実がたくさんある世の中そのメッセージ性が強い作品になっていると思います。
大和仁の役を通して、観る側が何かを感じ取って頂けたらと思います。
それと、大太鼓のソロパートは、とても楽しんで打っています。注目してください。
秦建日子さんの素晴らしい演出と、個性豊かなキャスト、熱意あるスタッフに囲まれた舞台「トムラウシ」。
「お芝居」、「和太鼓」楽しんでいただける仕上がりになっております。
是非、期待してお越しください。

公演名:『トムラウシ』
公演日時:2023年2月4日(土)~2月12日(日)<全12公演>
会場:自由劇場(東京都港区海岸1-10-53)
チケット料金:
 特典付き:12,800円(税込)、
 ●ショルダーポーチ(A公演:ネイビー/B公演:ブラウン)●クリアファイル(A5)
 全席指定:9,800円
出演者:
石黒英雄
金子昇、日向野祥、田中稔彦、市川慶一郎(9bic)
大湖せしる、伊藤純奈、山口真帆
武智健二、山本康平、田中しげ美、平山佳延、杉江優篤
石井真司、吉田晃太郎、池田彰夫、及川崇治、赤石ノブ、阿佐美貴士、塩出純子、土肥麻衣子
細貝圭
角田信朗/宮迫博之(Wキャスト)
【日替わりゲスト】
2月4日(土)13:00/18:00 白金倫太郎(7m!n)
2月5日(日)13:00/18:00 小出恵介
2月6日(月)14:00 小出恵介
2月8日(水)14:00/19:00 相馬トランジスタ
2月9日(木)19:00 瀬戸啓太
2月10日(金)19:00 瀬戸啓太
2月11日(土・祝)13:00/18:00 四季涼雅(9bic)
2月12日(日)14:00 八戸亮
スタッフ:
脚本 秦建日子・最上奈緒子
演出 秦建日子
企画 苅羽悠(Ask)

公式サイト: こちら
公式Twitter: @tomuraushistage